『東京人』5月号がとてつもない

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シビれた。

『東京人』というのはどうにもあんまりいけ好かない雑誌で
タイトルからしてもう頭痛がするんだけど、
たまに自分にとってのスマッシュヒットを打ち込んでくる。
今回はまさしく豪速球のストレート。巻頭特集は「新幹線と東京」だ。

阿川尚之氏と原武史氏の対談なんてもうオナニーでしかなくて、
ただの知識とエゴのひけらかし合い。読んだけど全然ピンと来ない。

ただもう、この特集のスゴさは写真にある。
昭和39年の東京駅八重洲口をトビラでドカンと見せられ、
ひたすら真っ平らで海が迫る浜松町に0系と東京モノレールが交錯する。
新造された0系に仮の台車を取り付けてD51(だよなぁ)が牽引する。

これだけでも目眩がするほどクールで見飽きないのだけれど、
なによりも心に刺さってしまってどうしようもないのは
フォトグラファー丸田祥三氏による「都内 超特急鑑賞ポイント16選」だ。
彩度のスライダーを目一杯振り切った、ギットギトの色空間。
ドキドキするほどかけられたアンシャープマスクによるパキパキの硬質感。
ビルが倒れ、新幹線が伸びるほどの広角レンズ。
これらの要素が見たこともないほど鮮やかで伸びやかな「新幹線のある風景」を
しかも最高にカッコいい「現代の新幹線の姿」を見せてくれる。

鉄ちゃんじゃなくてもいい。新幹線に興味がなくてもいい。
まだ本屋さんにあるし、Amazonでポチってもいいから、手に入れて読むべし。
絶対に、カメラを持ってどこかに行きたくなるから。

東京人 2010年 05月号 [雑誌]

Commented by s2m at 2010-04-19 01:24 x
うむ。
何年か前の都電特集以来のヒットでした。
Commented by kala-pattar at 2010-04-19 14:29
だよね。感激しました。
by kala-pattar | 2010-04-17 23:21 | 鉄分 | Comments(2)
“LWGY”