Sweetest day of may

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カレンダーより一日早い休みを取って上高地へ。
ガラガラの小梨平を抜け、横尾から涸沢へ。
運動不足と体重増加が祟って初日の歩行は人生史上最高にキツかった。
本谷橋あたりで水の流れが顔を見せていて、今年の雪の少なさを知る。


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涸沢小屋に泊まるのは初めてだったが、ヒュッテとは異なる景観に満足。
ヒュッテから見るカールの全景もいいが、テントの人々を見下ろして飲むビールは美味い。


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二日目、体が運動することに応答してくれた。休憩を挟みつつ150分で白出のコルまで登り切る。
雪上歩行初挑戦の友人を連れて行ったが、雪は腐りすぎず硬すぎずで快適至極であった。


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奥穂はハシゴ直上の雪壁と山頂手前の緩斜面以外雪がなく、殆どの人々がフリーでガシガシと登っていた。
穂高岳山荘でヘルメットを借りて、目の前の雪壁がどんなもんか物見遊山がてら確かめに行く。

アイゼン付けたまま山荘横から取り付くも、核心の雪壁にへばりついた瞬間に「あーこりゃワンミスで死ぬところだ」と直感して下降した。
雪上歩行未経験の奴を連れて行くとこじゃないし、よしんば登れたとしても自分があの急斜面を確保なしに降りる恐怖心に耐えられそうになかった。
恐怖心というのは高所感とかそういうものではなく、雪のコンディションや疲労感に応じて
自分が取るべき行動を一瞬一瞬見極めながら行動できる自信がないことに由来するということが自覚できたので
雪上での行動についてたくさんの引き出しを持つこと、それを適宜繰り出すことができることを目標に来シーズンは訓練したい。
滑落停止なんてミスった時の対処法であって(あの斜面じゃそれも有効ではないことがすぐにわかったし)、
雪上でのミスらないアクションについて経験不足なのが悔しかったし、新しい目標として設定しよう。
(とは言え、「一発で死ねる斜面」に立って、あの言いようのない緊迫感を一瞬でも味わったのは経験としてとても大きかった。)


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向かいの涸沢岳はすがすがしいまでに雪がなく、夏道をドカドカ登っていけば山頂だった。
ここも岩の裏側を覗けばズッパリと数百メートル切れ落ちたゾーンなので、高度感は満載だし、何より景色が素晴らしい。
(奥穂高岳というのは名誉的なものがスゴイけど、山頂の鋭い雰囲気で言うならば前穂や北穂のほうが好きだ)


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ここまでドヤ顔するような場所ではない気もするが、まあピークをハントするというのはとても気持ちがいいし、
とてつもない満足感に浸れるし、なにやら高尚なことを成し遂げたような気分になるものである。
とにかく天候に恵まれ、人の少ない残雪期の北アルプスを楽しむことが出来た。


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山、改めて面白いです。体を作ろう。
そんな感じでバーっとGW前半を楽しみ尽くしてきました。

by kala-pattar | 2015-05-04 09:44 | Mountain | Comments(0)
“LWGY”