真冬の谷川岳にお邪魔してきました

▲冬の谷川岳、人生でいちばんカッコいい山だったかもしれない。


冬山スイッチがONになってしまいました。簡単に言ったら、ハマってしまったのだと思います。
恋だな。これは恋。

朝起きて、ザザッとパッキングして、スキー客をぎゅう詰めにした新幹線で越後湯沢へ。
そこから上越線で来ました土合駅(なぜか水上に行こうという思考が欠落していた)。

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▲思ってたのの100倍くらいトンデモナイところにある駅だった


ジオフロントみたいな地下の駅というイメージが強いんだけど、あれは下り線だけなのね。
ホットな便座が嬉しいトイレで用を足してから徒歩でロープウェイまでアプローチ。
道はところどころ凍ってますが、まあ大丈夫。

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▲このエリアでは上り線だけ地表に露出した上越線、まるで単線のよう。


駅から徒歩20分で谷川岳ロープウェイの乗り場に到着。料金は天神平までの往復2060円でした。
スキーヤーやボーダーと一緒にゴンドラに乗って、一気に550mほど高度を稼ぎます。

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▲▲関係ないけどロープウェーのここ、めっちゃかっこいいよね。


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▲身支度を整えて、ゲレンデの脇を登攀開始。


パウダースノーで覆われたゲレンデの脇、トレースがなければかなり厳しそうです。
トレースといえどほとんどのクライマーがスノーシュー装備。踏み固められているわけではない……。
なんとかズボズボと膝くらいまでハマりながら、高度を稼ぎます。
ゲレンデを離れ、トラバース気味にアイゼンキメキメで尾根まで上がったら、そこからはもう言うことなし!

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▲振り返れば天神平のリフト。


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▲あとは延々こんな感じでアップダウン!


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▲どこを見ても


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▲最高なんです。


2箇所ほど緊張を強いられるポイントがありますが、きちんと爪がキマっていれば大丈夫。
かなりのぐうたら山行だったので、トマの耳の時点でお昼すぎ。
雲は薄めのものが風に吹きちぎられて流れてくる程度で、むくむくと湧き上がるような強めの雲はありません。

トマの耳での休憩もそこそこに、一気に谷川岳の最高所、オキの耳を目指します。
早発ちの人々はとっくに戻ってきていますし、オキの耳まで行ってる人もそこまで多くなく、
さらにクラストした斜面に下から舞い上げられた雪が常時吹き付けているのでトレースは殆ど無し。
雪庇も張り出していて、あんまり調子に乗ると危ないやつです。

▲右上のピークがオキの耳。左下が筆者。


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▲振り返ると同行者がめちゃくちゃ最高の絵面でした。


前後には2人くらいしか山ヤもおらず、とにかく静かで周りは全部真っ白の山。
叫びたくなるほど美しいし、自分の足元はツルンと滑ればアウトな感じ。慎重に、慎重に。

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▲本日ベストショット。


山頂では写真撮影もそこそこにいなり寿司をパクパク。
(不凍物体だという話を聞いて持って行ったんだけど、確かに凍らなかったし完全に美味しかった。)
そのまま下山します。下山……めっちゃキツい。
病的に下り足が弱いんで、これは今後の課題です。普段からのトレーニングだな。

帰りはふたたび歩いて土合駅から。下りの土合駅のスゴさはまた別のエントリで。

今回は前回の木曽駒に対して
・運動量(距離&アップダウンによるものと、新雪への対処によるもの)の増加
・自分で判断しなきゃいけない局面(気温、天気、時間、地面の状態)が増加
このへんが自覚されました。

なによりもオウンリスクでいわゆる管理区域外の山道をオフシーズンに歩いているという実感が大きく
ようやっと「夏のハイキングとは違いますよ」という山からの声が聞こえた気がします。
自分の長所は「山を怖がっている」というところだと思いますので
今後もきちんと怖がりながら、課題設定とそれをクリアすることを積み重ねるべきだなぁ……。
と、マジメなことを考えました。

しかしまあ、山は本当に美しい。次はどこに行こうかな。
Commented by やちべ at 2016-01-27 17:01 x
美しいけどすごく怖そう・・・
さすがにD600はお留守番ですか?
Commented by kala-pattar at 2016-01-27 17:30
>やちべさん
さすがに雪山初心者マンとしては荷物を減らして「相手を知る」というフェーズです。
これくらいの工程でこういう山行ならイチガンもありかな?というのが判断できるようになればいずれ……
by kala-pattar | 2016-01-24 15:02 | Mountain | Comments(2)
“LWGY”