「宇宙でいちばんドキドキするプラモデル」を君も組んでみないか

_DSC5948


はい、みなさん、リン・ミンメイですね。
これ、プラモデルなんです。完成品フィギュアじゃなくて、プラモ。


_DSC5872
▲本棚の左の方にピンク色の背表紙で「Lynn Minmay」っていうのが刺さってますよね。見えますか。


_DSC5875
▲これが冒頭のプラモデルなんですよ。ハコが薄いの、楽しいです。PKGデザインは泣く子も黙る「健太郎"ANI"藤本」師匠です。


_DSC5951
▲で、こんなに小さいんスよ。1/20スケールなんで、全高が80mmくらいっすね。


このシリーズは昔の人間プラモあるあるな「プラモデルにするためにポーズとかパーツ分割を考える」という方法ではなくて
「原型師が本気でフィギュアとして造形したのを無理やりプラモデルにする」という方法で作られています。
んで、1/20というのは小さいように思えるかもしれませんが、腕とか足とかを半分に割らなくてもいいサイズなので
「ドシドシ貼るとあっという間に完成する」「しかも色分けが大体できてるから塗らなくてもOKだし塗るのも楽ちん」という仕様になっております。

例によって例のごとく、パーツです。


_DSC5881
▲顔と肩です。肌色でツヤ消しでめちゃめちゃいい感じであります。よく見ると歯が彫刻されているの、分かりますか!


_DSC5882
▲脚です。ランナーがちょっとガビガビなのがマックスファクトリーの美しくないところですが、パーツはキレイです。金型の接合面に走るラインも目立たないスね。


_DSC5887
▲髪の毛は前後に分割されていて、ツヤありのブルーで整形されています。縦ロールとか前髪の繊細な雰囲気(ボケてる)もお楽しみくだせい。


_DSC5889
▲乳です。


b0029315_11565731.jpg
▲パンツです。スライド金型でオマタのところのシームまで造形されてます。親指の爪くらいのパーツなのに、ここに超時空パンツが存在します。すごい。


_DSC5891
▲パンツというのはスカートで覆い隠されるものであります。左の丸いのは台座です。


_DSC5898
▲ブーツです。分厚いけど柔らかい素材でグニッとシワが寄っているのを見ると、匂いまで伝わってきそうです。ヒールの高さとか、80'sだよね


_DSC5900
▲右手です。ランナーに対してパーツがスカスカですが、これは指先方向から斜めに金型を突っ込む「斜めスライド金型」を使っている証です。1パーツで複雑な手の造形を実現。


_DSC5886
▲ショールはクリアーパーツで表現。柔らかいものがクリアーで抜かれているって、すっごく新鮮です。


_DSC5902
▲もうお分かりの通り、"1ユニットが1パーツ"なので、何も考えずにドシドシ貼ると人間になります。合わせ目消しとかマスキングとかの必要がないんすね。説明書の裏はポスターになってます。


_DSC5903
▲フィギュア最大の難関は瞳を塗ることなんですが、そのへんはデカールが入ってます。左右5個ずつありますので4回失敗できます。失敗できない人生は辛いです。


_DSC5916
▲諸君、僕は女の子の背中が好きです。腕の接合線が出ちゃいますが、これはショールで完璧に隠れるので処理しません。見えない見えない。


_DSC5915
▲前言撤回です。僕はデコルテがもっと好きです。大きめの手袋がキュートや……ミンメイさん、けっこう攻めた衣装なんスね……。


_DSC5914
▲宇宙です。この、見えなくなってしまう宇宙を自分の手で組み立てるというのが女の子の全身模型の素晴らしいところです。最大戦速(マクロスピード)で駆け抜けましょう。


_DSC5918
▲スカートを履かせずに仮に組んだ状態。これは組んだ者にしか味わえない愉悦です。正直言って、ドキドキします。オタクかそうでないか、はこの際問題ではない。


個人的には「色分けされている」「貼ればだいたいできる」というこのプラモデルの特性を最大限に活かしたかったので、塗装も最低限のことしかやりませんでした。
具体的には衣装の影になる部分に薄めたパープルをスーッと流し、綿棒ではみ出しを拭きとって輪郭をぼかします。いくら不器用でも出来ます。
プラモデル用の塗料とかめんどくせーよ、という人はコピックとかでも全然OK。むしろ色を選び放題だし失敗してもやり直しできます。
そして髪の毛をブルーからパープルのグラデーションに塗装。全日空のトリトンブルーにマゼンタを混ぜています。
さらに、左前髪にモールドされたピアス(わかりづらいんだけどこれはアイディアがすごいと思いました)を面相筆で塗り分け。
んで、最後につや消しクリアーを吹いて調子を落ち着かせています。


_DSC5945
▲ピアス、見えますかね。クリアーパーツに貼るデカールがちょっとだけ難しかったかな。


最終的に上半身と下半身を接着せず、いつでも取り外せるようにしたので完成後もスカートを着脱できます。
パンツを履いた女の子を自分の手で作ることの世にも奇妙な感触というのは以前紹介した
を読むといやというほどわかると思いますが、まずはこのリン・ミンメイさんを組んでみてください。本当に、すごい体験です。
あなたはこの衝撃に、耐えられますか。



by kala-pattar | 2016-09-03 17:43 |  →SPRUE CRAZY | Comments(0)