続・デフォルメ戦車の話。

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続、と銘打ったのはこの記事の続きだからです。読みましょう。

香港の「わかってる」メーカーことMENGモデルのシャーマン戦車です。
デフォルメとは取捨選択であり、誇張と省略のスポーツなので、模型のセンスのキモとなる部分をブーストする行為でもあります。
漫画的な表現は「正確さ」と乖離しますが、「モチーフが持つ特徴をどう表現するか」という意味では
かき氷のイチゴ味(イチゴの味とはぜんぜん違うが、イチゴのような気がする、という意味ではホンモノのイチゴよりもイチゴらしい)なのです。



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▲シャーマンなのに、足回りはランナー1枚。サスがあって、転輪があり、起動輪とリターンローラーがあります。

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▲Uの字の取っ手がたくさんあるのがシャーマンなんだよな。


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▲なんということはないのですが、誇張っぷりを凝視してください。


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▲シャーマンオタクの人はコレを見て「◯◯年に◯◯工場で作られた◯◯車体だな」と目星がつくわけです。わかりがあるから、省略できる。


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▲車体全面と後部のディテールも深さで持ってぐいっと誇張し、「シャーマンらしさ」を押し出しています。


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▲車体は潔く左右割りです。サスをはめるダボの男らしさに感動してください。


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▲履帯は工場でおばちゃんが輪っかにしてくれています。ありがとう。


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▲組んでみると、同シリーズのティーガーよりずいぶんと小さい。横幅よりも背のほうがあります。あなたは背が高いですか?


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▲この画像はアス比が狂っているのではありませんよ。すごいよね。こういうデフォルメを戦車模型に持ち込んで、成功している例を僕は他に知りません。


デフォルメのセンスが半端じゃないMENGモデルの戦車シリーズについてお伝えしました。
言いたいことは最初にリンク貼ったティーガーの記事に盛り込んでしまいましたので言葉少なではありますが、
それにしてもこういうのをポーンと安価に作って我々に届けてしまうメーカーが香港にあるって、脅威ですよね……。





by kala-pattar | 2017-04-09 00:09 |  →SPRUE CRAZY | Comments(0)