【GNH】ゼロ年代終わりのブータンを旅行してきた。【EXTRA1】
2010年 01月 31日
実はタイはそんなに書きたいことがない。
気分的に消化できてないことが多くて、なんだか夢みたいだったので
そのままにしておきたいような気もするのだ。
あったことだけ、羅列。
スワンナプームで荷物を預け、カメラと財布だけ持ってみんなと一緒にタクシーに乗る。
スクンビットで鍋を喰うのだ!
コカレストランで海産を喰いまくる。
魚介類を一週間食べない、というのは自分史上たぶん初めて。
なんかマッサージ屋さんに入ったんだけど
眠いのと酔ってるのでアタマもみもみされてるうちに寝落ちしてた。
300バーツ損した。
まあいろんな巻き込まれによって宿は確保され、グースカ寝て、起きたら3日の昼だった。
巻き込んだご婦人(自分の母親と同い年)に「昼から飲むぞ」と言われ
昼からビールをバカスカ飲む。早くお寺見に行きたいんですけど……。
なんか元旦早々タイの日本料理屋で揚げ茄子食いながら
「あんたは恋しなさい。積極的にいかなきゃダメよ。」とガチで説教され非常に困惑する。
言われなくてもするわ、と言い返せず、ひたすらその意味とかを考えてた。
渡し船からワット・アルン(Temple of Dawn)が見える。
この時点で脳の奥の方が痺れて、もう脱力感がハンパじゃなかった。
まさかこの目で暁の寺が見られるなんて、思ってなかった。
ブータンに着いてからぐっさんが「暁の寺に行け」と僕に言ってきたので
「ああ、行けるのか」とそのときようやく気づいた体で、
つまり全然予測してない幸福であり、予測してない衝撃だった。
そこは果てしなく外国で、自分は果てしなく一人で、
暑くて五月蝿くてだるくてめんどくさくて、周りの人がうっとおしくて、
とにかくなんだかすべてがどうでも良かった。
その瞬間、感動はほとんどなかった。
ワット・ポーも同じだった。
「だからなんだよ」という気分。
おそらくだけど、脳のスイッチが切り替わらなくて戸惑って、どうでも良くなってたんだろう。
また行ったら違うのかな……。
正直、感動できない自分にいらだちも感じてて
もはや気分がデフレスパイラル。テンションをどう持って行けばいいか分からず、
ひたすら歩き回りながらシャッターを切ってた。
考えたくなかったし、見たくなかったし、感じたくなかった。
今自分が取り扱えるものは自分の中のものだけだった。
つづく
by kala-pattar
| 2010-01-31 19:15
| 行ってきた