デジタル一眼レフカメラをK-5に買い替えた。

K-xを買った、というエントリを書いたのが4/4。
で、結果的にK-xというのはK10D以降どうしても買い替えに踏ん切ることが出来なかった僕にとって
やはり最高に近いカメラだった。評価も高いし、現在でも自信をもってオススメできるカメラだ。

じゃあなぜK-5を僕は買ったのか。

感度に対するノイズがどうとか、巷で言われているK-5の圧倒的性能について
ここで云々する気はない。

答えは「大きくて重くてダイヤルが2つ付いてるから」という至極単純なもの。
で、「そんなことのためにK-xの2倍以上もする値段のカメラを買うのか」と訊かれれば、
僕は満面の笑みで「そうだ」と答えるだろう。

結局カメラはボタンがたくさんついていて重くてでかくてガッシリしている方が
身体の思うがままに使えるということに気付かされたのだ。K-xのおかげで。



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K-xは売った。しかるべき友人に。そしておそらく良い写真を彼は撮ってくれる。
でも僕はK-xで仕事をするのはちょっとムリだなと思いながら数々の取材をこなし、
そこでたまったフラストレーションのぶん、お金をズバッと払ったのだ。

そして手に入ったカメラを持って謎の満足感を抱えているんだけど、
「K-xというエントリクラスのマシンでも良い写真が撮れるはずだ」という強迫観念はなくなり
「これがあれば良い写真が撮れる」という安心感に包まれて
なんだか知らんが写真が撮れていないのが現状。まだ「撮らされている」のだ。

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撮らなきゃいけない景色は相変わらずどっかにあるだろうし、
焦る必要はないけど、カメラを持ってどこかに行きたい。

去年の年末年始のアルバムを見て、僕はそう感じたのだった。

PENTAX K-5
デジタル一眼レフカメラをK-5に買い替えた。_b0029315_0171137.jpg

by kala-pattar | 2010-12-22 23:34 | カメラ