究極垂直移動系マレーシア旅行顛末【その3】
2011年 11月 05日
昼前にバスからピックアップに乗り換えて、ドゥスン族の村を訪れる。

▲いま流行の「テクニカル」ってのはこういう乗り心地なんだなーっていう。

▲ピーカンの空の下、無舗装の道をものすごい運転で進んでいくピックアップ。
ヤマーン!の岡本ダイヒョーは車酔いして降りる。
とんでもないアップダウンの曲がり道を延々と走ると、家がぽつぽつと現れて
あーここが村なのねっていうゾーンにたどり着く。
ゴムの木に傷を付けると樹脂がダラダラ垂れてくるの、本で読んだことはあったけど
まず巨大なゴムの木を見るのが初めてだし、ホントにゴムが生成されているのも初めて見た。
白くてぐにぐにした、香しい樹脂がブリキの缶に溜まっていた。
これを売るといくらいくらで……という解説を聞いたが、案外高くて(いくらだっけな)驚く。

▲村。なんかこの画、すごい。
ガイドの実家に招かれ、マレー半島のメシじゃなくてボルネオの地元料理をごちそうになる。
見た目は完全にウルルン的ななんちゃらなんだけど、これがまぁ滋味に溢れた旨さ。
例えるなら、粗雑さのある京料理。

▲バナナの葉でくるまれたごはんや山菜の炒め物、魚などなど旨いことこの上ない。

▲そんでもってお子さんがかわいい。犬や鶏もそのへんをフリーダムに出入りしている。楽しい。

▲ヤマーン!のますみん。謎に笑顔が絶えない状態になっている。

▲岡本ダイヒョー曰く「蚊と同じくらい鶏が居てウケる」。
写真を撮ってないのが不覚だが、ショウガと鶏ガラとしいたけのスープが気絶しそうなくらい旨かった。
あと、サバティー(まあ紅茶だな)がひっくり返りそうなくらい旨い。さすが元イギリスの植民地である。
んで、村をあとにして、本日の宿へ。
なんつーか、夜行便で来て朝メシと昼飯を立て続けに食い、バスで運ばれているだけなので
眠い。とても。

▲ホテルはとてもいいところ。キナバルの麓に抱かれたリゾート!って感じ。
ホテルに着いたと思ったら、ガイドに着信アリ。「ラフレシアが咲いたそうだ」という報告。
え、そんなレア動物発見みたいな感じなの?
見に行きたければ急遽ツアーを組むけど、という提案に全員乗っかり、ジャングルへ。
またバスを走らせ、着いたのは普通の民家。
ところがこの民家、言ってみれば「ラフレシアハンター」の住まいなのである。
ラフレシアには茎も葉もない。
木の根にごく小さな寄生用のとっかかりを作り、2年ほどかけて肉の塊のようなつぼみを肥大化させる。
そしてある日それがずるずると割れて、開花する。
そしてあのグロテスクな風貌の花はたった3日ほどでしぼみ、黒焦げのタイヤのようになる。
ラフレシアハンターとおぼしき迷彩服を着たあんまり頭の良くなさそうなオッサンは、
家の裏のジャングルにラフレシアが咲くことを知っている。
寄生する木は決まっているので、ラフレシアが咲きそうなところを避けて木道を敷設するのだ。
そして毎日ジャングルの様子を見て回り、つぼみの生育具合を確認するのだ。
ラフレシアが咲いたらガイド連中に電話を入れ、海外からの観光客をおびきよせる。
そして家の裏の木道を歩く料金を回収するというビジネスをしている。
なんなら死肉のフリしてハエをおびき寄せてるラフレシアよりもこのオッサンがおもしろい。
それはいいとして、その裏庭ジャングルがやたらとおもしろい。
ドリアンやバナナ、ランブータンなどがボコボコ生えていて、じゃんじゃん実を付けている。
まさに天然フルーツパーラー西村状態。ナチュラルにトロピカルなフルーツがパラダイスなのである。

▲これはカカオ。普通に生えている。あたりまえだけど野生のカカオなんぞ初めて見た。

▲みごとなラフレシア。ただひたすら見てしまう。なんだこれ。変。ひたすら変。
初めて見るラフレシアはひたすらグロテスクであり、あまり臭くはなかった。
ハエが花弁の中でワンワン飛んでいて、ぼてーっと咲いている。
周囲にはサッカーボールを潰したくらいの大きさのつぼみがドテっドテっと落ちていて
(最初から地面にあるんだけど、生育しているというより落ちていると言った方が適切な感じ。)
ちょっと咲きそうになっている奴は、ガクがズルッと割れて、ピンク色のケロイドのようなものが見える。
そう、やけどしてジュクジュクになった傷跡のあの色そっくり。
もうなんなんですかねアレは。謎ですね。ホント。
気になる人はwikipediaでも見てください。読んでも全然意味が分からないので(笑)。
ラフレシア-Wikipedia

▲このオッサンがラフレシアハンターである。英語は喋れない。ラフレシアのデカさが伝わるだろうか。
その後はホテルに舞い戻り、豪華な晩飯を喰らう。やっぱり紅茶が旨い。

▲中華な味付けの野菜群。まあ旨い。もりもり食う。

▲フルーツを突っつきながら食後のトーク。
で、一日アクティブに動いたので話してる端から眠くなり、三々五々部屋に帰って就寝。
泥のように寝たのであった。
つづく。


ヤマーン!の岡本ダイヒョーは車酔いして降りる。
とんでもないアップダウンの曲がり道を延々と走ると、家がぽつぽつと現れて
あーここが村なのねっていうゾーンにたどり着く。
ゴムの木に傷を付けると樹脂がダラダラ垂れてくるの、本で読んだことはあったけど
まず巨大なゴムの木を見るのが初めてだし、ホントにゴムが生成されているのも初めて見た。
白くてぐにぐにした、香しい樹脂がブリキの缶に溜まっていた。
これを売るといくらいくらで……という解説を聞いたが、案外高くて(いくらだっけな)驚く。

ガイドの実家に招かれ、マレー半島のメシじゃなくてボルネオの地元料理をごちそうになる。
見た目は完全にウルルン的ななんちゃらなんだけど、これがまぁ滋味に溢れた旨さ。
例えるなら、粗雑さのある京料理。




写真を撮ってないのが不覚だが、ショウガと鶏ガラとしいたけのスープが気絶しそうなくらい旨かった。
あと、サバティー(まあ紅茶だな)がひっくり返りそうなくらい旨い。さすが元イギリスの植民地である。
んで、村をあとにして、本日の宿へ。
なんつーか、夜行便で来て朝メシと昼飯を立て続けに食い、バスで運ばれているだけなので
眠い。とても。

ホテルに着いたと思ったら、ガイドに着信アリ。「ラフレシアが咲いたそうだ」という報告。
え、そんなレア動物発見みたいな感じなの?
見に行きたければ急遽ツアーを組むけど、という提案に全員乗っかり、ジャングルへ。
またバスを走らせ、着いたのは普通の民家。
ところがこの民家、言ってみれば「ラフレシアハンター」の住まいなのである。
ラフレシアには茎も葉もない。
木の根にごく小さな寄生用のとっかかりを作り、2年ほどかけて肉の塊のようなつぼみを肥大化させる。
そしてある日それがずるずると割れて、開花する。
そしてあのグロテスクな風貌の花はたった3日ほどでしぼみ、黒焦げのタイヤのようになる。
ラフレシアハンターとおぼしき迷彩服を着たあんまり頭の良くなさそうなオッサンは、
家の裏のジャングルにラフレシアが咲くことを知っている。
寄生する木は決まっているので、ラフレシアが咲きそうなところを避けて木道を敷設するのだ。
そして毎日ジャングルの様子を見て回り、つぼみの生育具合を確認するのだ。
ラフレシアが咲いたらガイド連中に電話を入れ、海外からの観光客をおびきよせる。
そして家の裏の木道を歩く料金を回収するというビジネスをしている。
なんなら死肉のフリしてハエをおびき寄せてるラフレシアよりもこのオッサンがおもしろい。
それはいいとして、その裏庭ジャングルがやたらとおもしろい。
ドリアンやバナナ、ランブータンなどがボコボコ生えていて、じゃんじゃん実を付けている。
まさに天然フルーツパーラー西村状態。ナチュラルにトロピカルなフルーツがパラダイスなのである。


初めて見るラフレシアはひたすらグロテスクであり、あまり臭くはなかった。
ハエが花弁の中でワンワン飛んでいて、ぼてーっと咲いている。
周囲にはサッカーボールを潰したくらいの大きさのつぼみがドテっドテっと落ちていて
(最初から地面にあるんだけど、生育しているというより落ちていると言った方が適切な感じ。)
ちょっと咲きそうになっている奴は、ガクがズルッと割れて、ピンク色のケロイドのようなものが見える。
そう、やけどしてジュクジュクになった傷跡のあの色そっくり。
もうなんなんですかねアレは。謎ですね。ホント。
気になる人はwikipediaでも見てください。読んでも全然意味が分からないので(笑)。
ラフレシア-Wikipedia

その後はホテルに舞い戻り、豪華な晩飯を喰らう。やっぱり紅茶が旨い。


で、一日アクティブに動いたので話してる端から眠くなり、三々五々部屋に帰って就寝。
泥のように寝たのであった。
つづく。
by kala-pattar
| 2011-11-05 11:06
| 行ってきた