METAMORPHOSE SPRING 12に行ったら人生がまた曲がった話
2012年 05月 14日
いやはや、Twitterでは散々いろいろ言ったけど、
いざ文章に(フローじゃなくストックに)しようとするともうどうしたらいいかまったく分からない。
それくらいに、僕はThe Flaming Lipsにやられてしまった。
台風で中止になった去年のメタモ。そして伊豆から幕張に場所を移してのメタモ。
正直テンションダダ下がりだったのだが、ひょんなことからチケットを余らせている人を見つけ、
半分人助けだと思うことにして自分なりに理由を付け、行く決心をしたのだった。
その結果は、正解でしかなかったし、「もし行かなかったら」と思うと表す言葉がない。
チケットを譲ってくれた人は言っていた。
「見たい人は必ず見られるようになってるんです」って。
至言だし、そういうオカルト的な「運命」みたいなもんがあるとすれば、僕は今回に限って信じる。
▲寝坊と得意技の「風呂に入るのがだるい病」で、Galaxy 2 Galaxyのアクトにギリギリ間に合う。
どうやらGorillaz Sound Systemがそうとう良いアクトを見せたということらしいが
まあ見れなかったもんはしゃーない。
G2GはどうしてもHigh tech jazzのイメージで、序盤からみんなリアクション薄すぎ。
当然ラストにそれを持ってくる訳だけど、どっこいその前にプレイしたJaguarが最高だった。
もうなんというか、"BUCHIAGE"の一言である。マジでこの言葉を輸出したいくらい。
酒を放り込みながら、オービタル。
▲おなじみ懐中電灯おじさん2人組。
幕張音悪いのにボリュームひたすら大きくて辛かったので、ゴロゴロしながら聴く。
▲当然、これも飛び出しますわな。1:20からBUCHIAGE。
んで、オービタル終演と共に最前列目指して前進。
いざ、The Flaming Lips。
あのモジャモジャでアホみたいにスタイルのいいおっさんがステージに立った時点で
ドバドバ涙を流しながら、紙吹雪と風船が信じられないくらい降ってくるのに腹から笑い、
LEDの乱舞とストロボの明滅、映像と完璧に同調したモジャ男渾身のシンバルぶったたき、
ギターをぶん回して紙吹雪入りの巨大な風船が破れ、同時に放たれる歪んだコード、
爆発的な光とともに音を炸裂させるドラ、明石家さんまも驚くであろうレーザーを放つ巨大な手。
なにもかもが幸せすぎる光と風船と紙吹雪の渦の中
ただひたすらダークで悲しげなロックが延々と鳴り響く。
もう90分間大爆笑しながらずーっと泣いてて、
三十路にもなって大学時代の先輩と顔をぐっちゃぐちゃにしながら手を握り合って
「どうしよう」「生きてて良かった」「かっこいい」「楽しい」「もうだめだ」「バカだ」「光った」「叩いた」「ちくわ大明神」
などと内容のない叫び声を上げながら、号泣。爆笑。恍惚。
なんだあれ。
▲幕張メッセに、これと全く同じ量の幸福があった。自分の目で見たのに、信じられない。
もはやDerrick Mayを見る気力すら残されず、ただひたすら多幸感に包まれながら
フロアで爆睡し、まったくノーマークだったJoris VoornのDJにぶっ飛ばされる。
▲とっっっってもカッコ良かった。奇をてらうことのない、素直でクールなDJ。
そしてAdam Beyerの地味めなセットでユラユラしつつ酒をさらに放り込み、
(個人的には彼って"China Girl"のイメージなので、
もっと跳ねたビートかと思ったら超シックなテックハウスをビッチリと繋がれていた)
ついに待ちに待ったTim Deluxe VS Darren Emerson。
VSの順番逆だろ、って思う人もいるかもしれないけど、自分の中でのヒーローはいまやTim。
でも実際はDarrenがやっぱり圧倒的だった。
はっちゃけつつ、抑えつつ。とにかく分かりやすくかっこいいハウスを二人で繋いでいく。
最前列ど真ん中で二人の表情や手の動きを凝視しながら、
ウン千人を前にDJする楽しそうな二人の眼前で踊り狂う。
▲この位置、この距離で二人のプレイを感じる幸福さ。BUCHIAGE。
まぎれもないB2Bで、二人とも探り合いノセ合いのイコライザーいじり合い。
まるで打ち合わせでもしたかのようなタイミングで思い通りに相手のキックが入ってくれば
二人はハイタッチから抱き合って喜ぶ。これがB2Bだ!
キーの合った曲あり、長いブレイクあり、
印象的だったのは、Timみずから"Freedom"をDropした瞬間と、
最後にDarrenが"Dark & Long"のインストを当ててきた瞬間。
とにかく多彩な方法で行われた二人の連想ゲームはおよそ3時間弱続いた。
なんかただのライブレポみたいになっちゃったので当初のテンションどこいったのかよくわからんけど
Lipsのおかげでなんか「人生頑張ろう」みたいな気分になってるし、人に優しくしたいし、
ああいう幸福を人にバーッと与えられる人になりたいなーとか、
なんかそういう壮大なことを言いたくなっています。今。
はぁ、幸せ。
▲こんなすがすがしい朝、久しぶりでっせ。
いざ文章に(フローじゃなくストックに)しようとするともうどうしたらいいかまったく分からない。
それくらいに、僕はThe Flaming Lipsにやられてしまった。
台風で中止になった去年のメタモ。そして伊豆から幕張に場所を移してのメタモ。
正直テンションダダ下がりだったのだが、ひょんなことからチケットを余らせている人を見つけ、
半分人助けだと思うことにして自分なりに理由を付け、行く決心をしたのだった。
その結果は、正解でしかなかったし、「もし行かなかったら」と思うと表す言葉がない。
チケットを譲ってくれた人は言っていた。
「見たい人は必ず見られるようになってるんです」って。
至言だし、そういうオカルト的な「運命」みたいなもんがあるとすれば、僕は今回に限って信じる。
どうやらGorillaz Sound Systemがそうとう良いアクトを見せたということらしいが
まあ見れなかったもんはしゃーない。
G2GはどうしてもHigh tech jazzのイメージで、序盤からみんなリアクション薄すぎ。
当然ラストにそれを持ってくる訳だけど、どっこいその前にプレイしたJaguarが最高だった。
もうなんというか、"BUCHIAGE"の一言である。マジでこの言葉を輸出したいくらい。
酒を放り込みながら、オービタル。
幕張音悪いのにボリュームひたすら大きくて辛かったので、ゴロゴロしながら聴く。
んで、オービタル終演と共に最前列目指して前進。
いざ、The Flaming Lips。
あのモジャモジャでアホみたいにスタイルのいいおっさんがステージに立った時点で
ドバドバ涙を流しながら、紙吹雪と風船が信じられないくらい降ってくるのに腹から笑い、
LEDの乱舞とストロボの明滅、映像と完璧に同調したモジャ男渾身のシンバルぶったたき、
ギターをぶん回して紙吹雪入りの巨大な風船が破れ、同時に放たれる歪んだコード、
爆発的な光とともに音を炸裂させるドラ、明石家さんまも驚くであろうレーザーを放つ巨大な手。
なにもかもが幸せすぎる光と風船と紙吹雪の渦の中
ただひたすらダークで悲しげなロックが延々と鳴り響く。
もう90分間大爆笑しながらずーっと泣いてて、
三十路にもなって大学時代の先輩と顔をぐっちゃぐちゃにしながら手を握り合って
「どうしよう」「生きてて良かった」「かっこいい」「楽しい」「もうだめだ」「バカだ」「光った」「叩いた」「ちくわ大明神」
などと内容のない叫び声を上げながら、号泣。爆笑。恍惚。
なんだあれ。
もはやDerrick Mayを見る気力すら残されず、ただひたすら多幸感に包まれながら
フロアで爆睡し、まったくノーマークだったJoris VoornのDJにぶっ飛ばされる。
そしてAdam Beyerの地味めなセットでユラユラしつつ酒をさらに放り込み、
(個人的には彼って"China Girl"のイメージなので、
もっと跳ねたビートかと思ったら超シックなテックハウスをビッチリと繋がれていた)
ついに待ちに待ったTim Deluxe VS Darren Emerson。
VSの順番逆だろ、って思う人もいるかもしれないけど、自分の中でのヒーローはいまやTim。
でも実際はDarrenがやっぱり圧倒的だった。
はっちゃけつつ、抑えつつ。とにかく分かりやすくかっこいいハウスを二人で繋いでいく。
最前列ど真ん中で二人の表情や手の動きを凝視しながら、
ウン千人を前にDJする楽しそうな二人の眼前で踊り狂う。
まぎれもないB2Bで、二人とも探り合いノセ合いのイコライザーいじり合い。
まるで打ち合わせでもしたかのようなタイミングで思い通りに相手のキックが入ってくれば
二人はハイタッチから抱き合って喜ぶ。これがB2Bだ!
キーの合った曲あり、長いブレイクあり、
印象的だったのは、Timみずから"Freedom"をDropした瞬間と、
最後にDarrenが"Dark & Long"のインストを当ててきた瞬間。
とにかく多彩な方法で行われた二人の連想ゲームはおよそ3時間弱続いた。
なんかただのライブレポみたいになっちゃったので当初のテンションどこいったのかよくわからんけど
Lipsのおかげでなんか「人生頑張ろう」みたいな気分になってるし、人に優しくしたいし、
ああいう幸福を人にバーッと与えられる人になりたいなーとか、
なんかそういう壮大なことを言いたくなっています。今。
はぁ、幸せ。
by kala-pattar
| 2012-05-14 03:22
| Music