昏睡と年越のマレー半島漫遊記 【その7】

パンガン島は楽しかった。
朝飯を食って、ビーチでゴロゴロしながら本を呼んで、昼下がりから酒を飲んで、
暇すぎたらスクーターで散歩して、晩飯を食ってからしこたまハードリカーを呷って、波の音を聞きながらそのへんで寝た。
星の量がハンパ無かった。

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おそろしく何もしなかった。
パンガン島で唯一と言って良さそうな滝は、ジャングルの中の未舗装路を1時間近く走らされるわりに
全く写真すら撮る価値の無い小さな岩棚で、ひたすらくだらなかった。
グリーンカレーは当たり前のようにうまく、そこの店主は小籔にそっくりだった。
スラックラインはどうやっても乗れないし、夕日が沈むと犬が吠えた。
ここまでなにもしないと、多少は恐ろしくなりそうなもんだけど、
とにかくこの島の静かでどうでもいい感じがそれを上回っていた。

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パンガン島に何日いたのかもよくわからないのだが(たぶん2泊しかしてないんだけど、それより長かった気がする)
本土にどうやって戻り、5日の朝のバンコクに到着しているべきなのか考える必要があった。
叶うことならばふたたび鉄道で北上したかったのだが、やはり鉄道は人気でどれも満員。
海は少し荒れているようで、結局スラーターニーに戻る便以外、全ての船が欠航していた。
仕方なくスラーターニーからバンコクまで走る夜行バスのチケットを押さえて
3日の昼過ぎにパンガン島を後にした。

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つづく
(手抜きじゃないよ!パンガン島マジでなにもしなかったんだよ!)
by kala-pattar | 2013-01-13 01:08 | 行ってきた