【immortal】=不死身の、不朽の。
2013年 05月 21日

横浜公演の最終回を観て来た。
っていうか、母上におごってもらったのだった。
母上とはBADツアーにも行ったし、DANGEROUSツアーにも行った。
HISTORYツアーのときは思春期だか反抗期だか、
とりあえず「カーチャンとライブとかないっしょ」みたいなノリで
結局行かなかったのを覚えてる。
結局それがあのチリ毛おじさんの最後のワールドツアーだった。
チリ毛は死んで、オレはサラリーマンで、母上はとっくに50を過ぎている。
オレはマイケルが「子供」「地球」みたいなことを言うのがすごく嫌いで
映像ばっか先行する『スリラー』や『BAD』も嫌いだ。大嫌いだ。見ていて恥ずかしくなる。
そういうわけで、世の中の「マイケル像」と、オレの好きなマイケルのあいだには隔たりがある。
でも、今回のイモータルはどういうわけか、世の中のマイケル像よりも
「全盛期のマイケルの輝き」をどうやって魅せるか、に注力していたように思える。
演出、選曲、編曲(分かる奴にしかわからない、往年のライブ準拠なんだぜ)、
映像のチョイス、メッセージのチョイス。カンペキ。最高。泣き通し。
そもそもあんなクリアなデジタルサウンドと生演奏が合体して
バカみたいな周波数の低音とともに、大音響でマイケルの楽曲を聴ける。
それだけでもあまりに素晴らしい体験だというのに、
そこにシルク・ドゥ・ソレイユのありえないパフォーマンスが繰り広げられる。
それはサーカスというよりも異常に身体能力の高い男女による「マイケル出し物」なのだが、
あまりのクオリティに度肝を抜かれた。
なるべくテンション低く観てやろう、と思ってたんだけど
「うぉい!」「えーっ!」「なんだそれ!」などのバカな絶叫を幾度も発した。
横に母上がいるのもエモかったが、それはまあいいや。
もし大阪公演や福岡公演が少しでも気になってて「行けるのに行かない」って人は
マジで今すぐチケット取らないと、一生後悔すると思います。
それくらいのショーでした。感動。感謝。いろいろすごかったなぁ。ホントに。
by kala-pattar
| 2013-05-21 20:11
| Music