【酒日記】芋焼酎とイワシがイタリア経由で結婚する話
2015年 03月 08日
とあるルートで手に入れましたるは宮崎の大阪屋で販売されている芋焼酎、「びび.」。
口中に広がる芋の香り。あとに残らないキレのよさ。無濾過の芋焼酎らしい芋焼酎で、オリジナル焼酎のヒット商品。
という謳い文句どおり、けっこうスルスル系でいかにも宮崎の芋って感じ。
最近は臭いのをお湯で割って飲むのが好きなんですが、こういうのに合うメシもいいな、と思い家の食糧庫を漁る。
今日の相棒はキミに決めた!
こちらはさる方から今年のお年賀として頂いた「セグロのクサレ」。
陶芸家である浜名一憲氏が九十九里浜産の背黒鰯(カタクチイワシ)を半年間以上かけて完全発酵させて作ったアンチョビです。
米ぬかを使って発酵をブーストしているため、もはやイワシの姿も形もなく、シンクロ率400%の碇シンジ君状態。
ただの茶色いサラサラのペーストが瓶の中で踊っております。
こちらを作っている本人のおすすめどおり、アーリオ・オーリオ作ってそこにスプーン一杯だけIN。
猛烈な内臓の熱せられる匂い。強烈。正直ぶっ倒れそうになりながら、白ワイン代わりに日本酒を隠し味として追加。
傍らで菜の花をサッと茹でておきます。ガスコンロが三口でほんとに良かった。手際が良くなります。
肝心のパスタはデュラムセモリナのリングイネ一択でございます。
で、ドン。
作るのに15分くらいかかったご飯も、食べるのは10分もかかりませんな。
瓶を開けた瞬間はもっともっと魚介臭いかと思いましたが、食べてみたらすごくマイルド!
焼酎とも即入籍。出会って3秒でマリアージュ。その後5秒で胃の中。です。
セグロのクサレも芋焼酎びびもお勧めなのでがんばって入手してみてぽれ〜。
ごちそうさまでした。
by kala-pattar
| 2015-03-08 23:09
| 飯と菓子