ロシアのメーカーがダースベイダーの乗り物をプラモデル化する日
2016年 01月 08日
ロシアの模型メーカー、ZVEZDA(ズベズダ)がスター・デストロイヤーのプラモデルを計画中だ。
今日、何の気なしにZVEZDAの2016年商品カタログをDLしてみた。
>http://www.zvezda.org.ru
主力商品である1/35の戦車、1/72の戦闘機、そして艦船や1/72&1/100のミニスケールモデルが並ぶ。
ああ、今年もロシアのメカを粛々と製品化するだけかぁ、と安堵と失望の入り混じった感情で
PDFをスクロールさせてみてびっくり、こんなページが最後の最後に現れたのだ。

▲「うおー! おおおお??」みたいな声が出る。
まず見慣れぬプロポーションが目に飛び込んでくる。
首が長い。Ep7に登場するアゴの長いタイプとはまた違うし、これはなんだろう。
艦橋の上にあるべきシールド発生装置もレンダリングされていない。ミスかな?

▲そこ、カイロ・レン関係ありますかね。
全長60cm。間違いなくこれまでで最大のスターデストロイヤーのプラモデルだ。
公式ウェブサイトのニュースにはロシア語で
「暗黒卿に命じられたので帝国最強のクルーザーをズベズダが作ることになったぜ!(意訳)」
と書いてある。
さて、この妙なディテールと妙なプロポーションはなんじゃろな、とTwitterで問いかけてみたら
『スター・ウォーズ 反乱者たち』(スピンオフの3DCGアニメ)に登場するものが近いのではないかという指摘をもらった。

▲確かに似ている
んで、より詳細に見てみるとズベズダのCGは船体側面部分が埋まった形状になっている。

▲実写版は側面が1段凹んでごちゃごちゃとした造形
さらにTIEファイターの造形や右下に3隻編隊を組んでいるインペリアル・アサルト・キャリアに
TIEファイターが吊るされているのが見える。これは『反逆者たち』の特徴らしい。
というわけで実写のプロップのアレが欲しいんじゃ〜〜というゴリゴリのSWファンにとっては
ちょっと肩すかしな製品化発表なのですが、それにしてもデッカいスタデが、ロシアのズベズダから出る!
これはもうなんというかタミヤからザクが出るくらいびっくりなんだなぁ。
(日本では発売されていないものの、ズベズダは『Cars』や『Planes』のプラモデルも手がけているので
ディズニー版権の取得という意味ではあまり驚くべきではない、という見方がありつつも……)
なんといっても最近のズベズダ、旅客機や現用戦車、ジェット機やレシプロ戦闘機といった分野で
目覚ましい表現力の向上と組み味に対する真摯な創意工夫が盛り沢山で
「昔のズベズダの味」とはかけ離れた極めて現代的な製品づくりをコンスタントに行っている。
(ドイツレベルや童友社にも同一金型の製品がバシバシ出てくるくらい、といえば分かるだろうか)
「何バージョンか」というのはひとまず置いといて、
ロシアから! スターウォーズのプラモデルが! 来る!
というこの興奮を胸に刻みつけ、そして手元にデッカいスター・デストロイヤーが来るのを待ちたい。
(個人的にはバンダイがおもちゃショーで展示していたあのスターデストロイヤーが
みんなの手元に届いて欲しいんだけどね。)
そうそう、この『反逆者たち』版スター・デストロイヤー側面のディテール処理は
ポリゴン数節約のためというのもありそうだけど、
ラルフ・マクォーリーのコンセプトデザインに共通する! というタレコミももらった。

▲ホンマや! しかも首がほっそりしている!!
いやー、SWマニアの道は深い……。
今日、何の気なしにZVEZDAの2016年商品カタログをDLしてみた。
>http://www.zvezda.org.ru
主力商品である1/35の戦車、1/72の戦闘機、そして艦船や1/72&1/100のミニスケールモデルが並ぶ。
ああ、今年もロシアのメカを粛々と製品化するだけかぁ、と安堵と失望の入り混じった感情で
PDFをスクロールさせてみてびっくり、こんなページが最後の最後に現れたのだ。

まず見慣れぬプロポーションが目に飛び込んでくる。
首が長い。Ep7に登場するアゴの長いタイプとはまた違うし、これはなんだろう。
艦橋の上にあるべきシールド発生装置もレンダリングされていない。ミスかな?

全長60cm。間違いなくこれまでで最大のスターデストロイヤーのプラモデルだ。
公式ウェブサイトのニュースにはロシア語で
「暗黒卿に命じられたので帝国最強のクルーザーをズベズダが作ることになったぜ!(意訳)」
と書いてある。
さて、この妙なディテールと妙なプロポーションはなんじゃろな、とTwitterで問いかけてみたら
『スター・ウォーズ 反乱者たち』(スピンオフの3DCGアニメ)に登場するものが近いのではないかという指摘をもらった。

んで、より詳細に見てみるとズベズダのCGは船体側面部分が埋まった形状になっている。

さらにTIEファイターの造形や右下に3隻編隊を組んでいるインペリアル・アサルト・キャリアに
TIEファイターが吊るされているのが見える。これは『反逆者たち』の特徴らしい。
というわけで実写のプロップのアレが欲しいんじゃ〜〜というゴリゴリのSWファンにとっては
ちょっと肩すかしな製品化発表なのですが、それにしてもデッカいスタデが、ロシアのズベズダから出る!
これはもうなんというかタミヤからザクが出るくらいびっくりなんだなぁ。
(日本では発売されていないものの、ズベズダは『Cars』や『Planes』のプラモデルも手がけているので
ディズニー版権の取得という意味ではあまり驚くべきではない、という見方がありつつも……)
なんといっても最近のズベズダ、旅客機や現用戦車、ジェット機やレシプロ戦闘機といった分野で
目覚ましい表現力の向上と組み味に対する真摯な創意工夫が盛り沢山で
「昔のズベズダの味」とはかけ離れた極めて現代的な製品づくりをコンスタントに行っている。
(ドイツレベルや童友社にも同一金型の製品がバシバシ出てくるくらい、といえば分かるだろうか)
「何バージョンか」というのはひとまず置いといて、
ロシアから! スターウォーズのプラモデルが! 来る!
というこの興奮を胸に刻みつけ、そして手元にデッカいスター・デストロイヤーが来るのを待ちたい。
(個人的にはバンダイがおもちゃショーで展示していたあのスターデストロイヤーが
みんなの手元に届いて欲しいんだけどね。)
そうそう、この『反逆者たち』版スター・デストロイヤー側面のディテール処理は
ポリゴン数節約のためというのもありそうだけど、
ラルフ・マクォーリーのコンセプトデザインに共通する! というタレコミももらった。

いやー、SWマニアの道は深い……。
by kala-pattar
| 2016-01-08 23:46
| プラモデル