君の机がチャイナタウン!激安ハイクオリティの「屋台ミニチュア」で脳内グルメ旅。
2016年 09月 04日
はいこんばんは。泰葉は好きですか。日曜ですが、チャイナタウンの話をします。
今日は屋台のミニチュアを紹介です。屋台と言っても香港の屋台。中華メシの屋台を異常なクオリティーでバンバンミニカーにしている会社があるんです。
もう見た瞬間欲しい!となっていたのですが、このたび全部入手したので見ておけ。すごいから。
▲こんな模型が欲しかったんじゃ〜!
5月の静岡ホビーショーでサンプルを見て「これマジっすか!」と輸入代理店の人に思わず聞いてしまったアイテムです。
首を長くして待ってたら届きましたのでみなさんもいますぐゲットせよ(一次出荷分は結構在庫僅少でバトルになってます)。
香港の新興ミニカーメーカー、「TINY」がリリースした「1/35スケール 屋台シリーズ」でございます。
とにかくもう、パッケージからして全速力。超かわいくて、ダンボールに印刷された漢字は顔真卿の書風をトレスしており"本気"がうかがえます。
▲超絶センス全開じゃないですか!コレクションしたくなるハコ、ってそれだけで超最高。単色印刷でもウィンドウボックスだからビンボ臭くない!
▲中身はブリスター入りなので「開けなくてもディスプレイ可能」というデザイン。対象年齢は14才〜のようです。
▲サイズ感です。これは砵仔糕車仔檔(中華風ういろう的おやつ屋さん)です。なんか屋台を引く取っ手がセットされてない気がしますが、まあいいでしょう。クリアーパーツの透明度、100点です。
▲小さな器に無造作に入った小銭のモールド(銀に塗ってあんのよ……)、伏せて重ねられたお椀(あの変な強化紙のボウルな)とかが芸コマで、値段以上の満足感があります。ヤバい。
▲こちらは粟子蕃薯車仔檔(焼き栗屋さん)であります。ダイキャスト打ちっぱなしの車台パーツがもう最高のテクスチャを演出してくれています。軍手の塗り分けが好(ハオ)ですね。
▲そしてこれが炭燒雞蛋仔車仔檔(エッグワッフル屋さん)です。金網の上のワッフルのモールドにご注目ください。拍手です。字のヘロヘロ具合、なんなんでしょうか。好(ハオ)です。
▲ダイキャストの錆肌がもはや芸術的な碗仔翅魚肉湯車仔檔(中華粥&焼きそば屋さん)です。フィギュアの塗装はざっくりですが、造形は確か。リペイントどんと来い、という感じ。
▲屋台の裏側の造形もバッチグーでありまして、蝶番もきっちりモールド。側面に下げられたプラスチックバッグのマチ部分の厚み表現など、感涙モノです。
▲1/35という戦車模型のスタンダードスケールなので、こうした「市民&パンツァー」というディスプレイ、もしくは「ソルジャー&屋台」というディスプレイも可能。優勝が近い。
▲猫背のおばちゃんがグッドすぎる咖哩魚蛋車仔檔(カレーフィッシュボール屋さん)。皿と一体成型のフィッシュボールの彩色、どうなってんのよ……。
▲個人的にいちばんお得感のある粥炒麵車仔檔(なんかこう、中華麺屋さん。リンク先は中華風プリンって書いてあるけどウソでしょ……)。どこがオトクかというと……。
▲重なった皿とお椀が別パーツ!君の好きに飾ろう!!……って、天板の下の棚にしか入れる場所ないんだけどさ。でも、すごくイイでしょこのサイズ感。
▲これを全員集合させるとこんな感じになります。もうね、並べながらひとりで「ぐふふ」とか変な声出ちゃうんですよ。
ということでいつものごとく巨大な写真でお伝えしたこのシリーズ。
題材もさることながら1/35スケールで塗装済みというのがもう抜群に「良い」のです。
何の変哲もない脱力したおじさんやおばさんのフィギュアというのは非常に貴重で、これを
戦車模型の世界から派生したワールドスタンダードな1/35で揃えたことで、ジオラマにする夢想も広がるというものです。
どうやら3Dデータ作成とプリンティングが得意なメーカーっぽく、
コストを抑えるためにフィギュアの彩色は大雑把(屋台のメシは本当に美味そうです)なのですが
とにかく彫刻だけは本当にしっかりしているので、腕に覚えのある人は雰囲気のあるおっさんおばさんに仕上げられると思います。
噂では香港の空港で大キャンペーンを打っているというTINY社、かなり気になる存在ですので注目していこうと思います。
10月末にはジュース販売屋台の日本発売も決定しているようですので、予約せねば……。
超楽しい模型なので、みんな買ってチャイナタウンのジオラマ作ろうぜー!(並べるだけでも可)という話でした。是非。
by kala-pattar
| 2016-09-04 23:07
| プラモデル