「デカくて安い」は正義! ビッグなストームトルーパーのプラモを作って反乱軍をやっつけろ!!
2016年 12月 18日

ストームトルーパーは好きですか?
私は特段好きでも嫌いでもないんですが、『ローグ・ワン』を見たら「ショアトルーパーもデストルーパーも噛ませ犬やんけ」となりまして
ザクはスレンダーのアレじゃないとだめなんだよ〜というめんどくさいガノタみたいな感じになってしまい、組みます。
例によって例のごとく、バンダイはこういうときに新作プラモを売っているので強い、という帝国軍です。
こちらのプラモデルは1/6で身長30cmくらいあるのに実売5200円というありえん価格でございまして、
ホットトイズという完成品メーカーの同等サイズのものがン万円ということを考えますと、人件費というのが何かがひしひしとわかるかと思います。
「プラモデルが安いのは、未完成だから」ということなのですが、未完成の物体を売ってるってけっこうすごいことですよね。プラモデル。
しかしスター・ウォーズのオタクの中でも「模型班の人々の奮闘ぶりにしか興奮しない族」の我々は、
ストームトルーパーになりたいとかルーク・スカイウォーカーになりたいとかダース・ベイダーかわいそうとかそういうのではなく
「俺もILMに入ってスター・ウォーズに登場するメカをジョージ・ルーカスに怒られながら延々と作らされたい」という妄想癖がございますので
自分で組むことは苦ではなく、むしろ「俺もスター・ウォーズユニバースを作っている一員なのだ」という錯覚に陥るための装置として
プラモデルという媒体はこれ以上ないんじゃないすかね、と思うわけです。

▲ヘルメットのパーツを渡されて黙々と組み立てるのが俺たちの役割なわけです。これをたくさん作らないと、撮影が開始できない。

▲右足と左足を間違えると怒られますので、よく確認しましょう。

▲スター・ウォーズというのは昔ながらのSFみたいに「金属の映画」ではなく、「プラスチックの映画」なんです。樹脂でできた世界なんですよ。

▲鉄やアルミのメカではなく、樹脂で作られた世界を樹脂で再現する、というのがSWプラモの大勝利ポイントなわけです。わかりますか?

▲そこクリアーグリーンなのかよ〜みたいなことを学ぶのも、プラモの楽しいところです。

▲「バンダイが彫る1/6のMG34」って大事件じゃないですか。ちょっとパーツが追加されてるにしろ、実在したドイツの機関銃ですよ……。

▲手が、手なんだよな〜。このサイズならではなんだな〜〜。

▲どしどしやっていきましょう。クランクインが迫っています。

▲右下の湾曲した鉢巻のパーツが良く見たら歪んでますね。不良品かな?

▲と思ったら頭部のパーツも左右非対称に歪んでおります……。型が手作りなもんで、劇中のプロップも歪んでるんじゃよ〜という声がバンダイから聞こえます。オタクは面倒な生き物です。

▲帝国は〜とても〜強い〜

▲「TK-421、持ち場に戻れ」

▲「TK-421、応答せよ。」

▲『エルストリー1976』ではこのパーツが大写しになってましたね。股間のパッドは別パーツでしたが、プラモでは一体になってます。

▲当時の少年達に与えたら死んでしまうのではないでしょうか。

▲「T-15が退役するんだってよ」

▲膝の関節はスライド引き出し式になってて可動域が〜というのはマジでどうでもよくてとにかく早くカタチを見たい。

▲もりもり

▲もりもりもり

▲もりもりもりもり

▲もりもりもりもりもり

▲もりもりもりもりもりもり
▲はーなにこれ最高なんですけど! ストームトルーパー(しかも中にヒトが入ってる感じ)が1時間くらいでできるんですけど!
▲ツヤツヤで嬉しいしデカイし重いし100個ほしいし汚したい(ローグワン病)
▲後ろが後ろですね〜〜〜。1/12よりも(相対的に)パーツの肉厚が半分になるので関節のみっしり感が1.5倍くらいになってるのがいいんですね〜。
▲台座もついてますが関節そこそこ固いので、これくらいのポーズなら写真撮れますしみんなもやれ!
プラモはサイズと値段で価格が縛られているプロダクトなので(小さいのに高額とかあんま許されない空気ある)、
こういう安くてデカくてババーっとできるプラモデルは超攻撃力が高く、
プラモデルにコストパフォーマンスの話を持ち込むのが無粋であることは承知の上で言いますと
世界で一番コストパフォーマンス高いんじゃないかと思いました。
台座の豪華さを見ると、他のキャラクターも出そうな気配ですが、まずこのストームトルーパーが売上的に成功しないとだなー、がんばれーという気持ちです。
デス・スターからは以上です。
by kala-pattar
| 2016-12-18 14:08
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