実質ガンプラ! タミヤのバイクモデルは塗らなくてもここまでかっこいいのだ。
2016年 12月 24日

みなさんはバイクのプラモデルを組んだことがありますか?
わたしゃ飽きっぽくて不器用なので、こんなに緻密でツルツルとメカメカが同居したモチーフを作るのがどうも怖くて
買ったり眺めたりちょっと手をつけたりはしていたんですが、最後まで走りきったことがなかったんですね。
「難しそう……」「めんどくさそう……」「大人になったらもしかしたら……」
いいですか、模型はだいたいむずかしくてめんどくせえし、お前は大人なんだよ!!!!!!
ということで、今できることをやって、経験値を溜めて、今回の出来が悔しかったらまたボスに挑むしかないのです。
模型はもう一個買ってくりゃコンテニューもできますし、他の模型に浮気したっきり帰ってこなくても誰も怒りません。
あんたの模型なんだ、あんたの好きに作ればいいじゃないすか。そういう精神論でございます。
前置きが長すぎました。年末は騙されたと思って、これ買って組んでみることを強くオススメします。マジすごいです。
何がすごいのかというと、さっきの写真、塗ってないのです。貼っただけ。

▲嘘です。グリーンのフレームとスーパーチャージャーの赤だけ塗りました。でもそれだけなら、なんとなくできそうな気がするでしょ?
「バイクのプラモデルというのはだいたい銀色と黒とカウル色とメッキのパーツが入っているので
グレー1色の飛行機やカーキ1色の戦車と違って、貼るだけでもなんとなくメカニカルな感じになる!」
というのが最近『月刊ホビージャパン』で提唱されていたので、たしかにそうかもしれねーな、ということで買って組んでみました。
昔のバイクモデルだとちょっと厳しいかもしれませんが、最新鋭の、タミヤのキットなら、もう完璧っすよ。マジですごい。


▲なんとなく10分くらいパーツを貼り合わせただけでこのミチミチ感!赤いタービンは完成後も目立つので缶スプレーでバーっと赤くしました。



▲スイングアームが付いてリヤタイヤが出現すると「うおー!バイク!」という感じがします。何度も言いますが、赤と緑しか塗ってないのにこのゴージャスさ。

▲フロントのタイヤも付いたら、もうバイクです。勝ったも同然。ここで「バイクに見えない」とか言うやつはいません。あなたはバイク模型を作ることができる。絶対に。

▲バイクはだいたいメカがむき出しなので、中身を絶対に作らなければいけない。ここから空気が入ってこうなってこうなって、なるほどー!となるのがすげえ楽しい。

▲ほら、なんかタイヤが汚いけど(ちゃんと拭きましょう)ホンモノみたいでしょ!もちろん、ここからさらに塗ったり削り込んだりして"リアル"にすることもできます。それは来世で。



▲カウルを貼って、小さなネジで留めて、完成したことにします。こんなモンスターマシンがほいほいと悩まずに作れるんだから、作らずにどうするよ!
……ということで非常に雑ですが、
「バイク模型は塗りたいところだけ塗るところから初めて、塗りたくなったらまたやればいいんじゃないでしょうか」
という話を読んで、それを実践してみたおっさんの話でした。
いや、プラモの世界広しといえども、ランナーが4色で打たれてるプラモなんて他にガンプラくらいしかないし
言われたとおりにバチピタバチピタパーツ貼ってりゃみるみるカタチになってくし、合わせ目消したくなるとこもほとんどないし
これは実質ガンプラなのでは???
でもまあ、筆でボルトの頭を銀色に塗るだけでもみるみる精密感出るから楽しいよ。やれるとこだけやってみ。
なんか模型うまくなった気がするしすげえ精密なもの作った謎の充実感あるし、頭もちょっと良くなった気がするんよ……ほんとに。
確かにこれ、ディスクブレーキをちゃんと穴開けたり塗り分けたりチェーンをもっと精密な別売りパーツに替えたりしたら
めちゃくちゃにカッコよくなるのがわかりますが、俺の人生は可能な限りたくさんのプラモデルを作らなければいけないので
もしも「ああ、バイクを完璧に作ってみたい!」という衝動が抑えられなくなったらやってみることにします。
それにしてもタミヤのバイクモデル、すごい。最新作は最新作らしく、ビシっとバシッとキマるもんですね。
押し入れにはGPマシンとかクラシックなバイクも在庫してるんで、同じような手法でババーっとやってみよ……。
by kala-pattar
| 2016-12-24 20:50
| →SPRUE CRAZY