キミは「ランナーに付いたままの女の子」に横乳の宇宙を見る

▲出オチです。

やりましたね。やりました。

ついにやったんです。女の子がプラモデルである"意味"に人類はとうとう到達したのです。

月着陸と同じくらいの偉業だと思います。どうしてくれるんだ。

いや、いまさらフィギュアライズバスト ガンダムビルドファイターズトライ ホシノ・フミナ エンディングVer.ですよ。

正直もうTwitterでいじられすぎててオレが語ることなんかないと思ってたんで、晩飯あとにサラッと組んで

「ふむ、なるほどね」で済ませるつもりだったんです。

そうは問屋が卸さなかった。

▲髪の毛はいつもどおり、深く幾何学的に分割されていました。
▲センサーにゴミがついてるのでそろそろニコンのサービスセンターに行きたいです。

▲ややグロテスクな様相を見せる親指の分割。手の表情は素晴らしいですね。

▲おっぱいがあり、腹筋があり、へそがあり、それが布に覆われています。サイドがバッサリ分割されて、空間がえぐり取られています。それは……

▲いわゆる横乳のオーバーハングを再現するため。この衣装の色の切り替えが分割線となり、横乳を実現している。わかりますか？

▲肩甲骨があり、背骨のキャニオンが腰へと続いています。シワのひとつひとつが、ありがたい。

▲フィギュアライズバストシリーズではもう慣れましたね、こういう図。

▲目がこんなパーツでも、もう驚きません。

▲胴体前後を貼り合わせました。21世紀に生まれた、サモトラケのニケです。

▲顔を組みました。

▲はい。私、ここで気づきました。これ、イケるな、って。

▲袖口の丸ダボに付いた回転留めの突起（別名：可能性の獣）をニッパーでエイヤと切り飛ばします。すると、冒頭の写真と次の写真のように腕の角度を変えられるようになります。

▲本当にありがとうございました。

▲残念なことに後ろからがもっとヤバい。思わず写真を追加してしまいました。

ということでみなさんはせっかちなのでランナーからパーツをガンガン切り落として組んでしまっていると思いますが、

私は「ランナーに付いたもの」がめちゃくちゃに好きなので、ランナーから切り離さない状態のホシノフミナが完成したことをここで報告します。

プラモデルが工業製品として輝いている状態と、健康的なはつらつとした女の子が立体として眼前に存在する愉悦。

"工業"と"萌え"が空中で衝突し、永久に静止し続けるさま、めっちゃ革命的なビジュアルだと思いませんか……。

思ったより興奮する図なので、今後ともこういった可能性を追求しながら、私はプラモデルをハントし続けたいと思います。

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