タイムマシンで動きを止められた「野比のび太のプラモデル」の話
2017年 11月 16日

出オチです。
昨日紹介したドラえもんのプラモデルは前フリに過ぎず、真に驚くべきはフィギュアライズメカニクス ドラえもんのひみつ道具 タイムマシンなのであった。
準備はいいですか。相当すごいですから、ついてきてくださいね。












問題はのび太である。野比のび太は動かない。
時空を超えて移動するということは、光速を超える。毎時一時間で生きる我々から見る航時中のび太は相対性理論によって静止して見えるだろう。
すなわち、このプラモデルの本質は可動部のないのび太にこそある。そう、無可動ののび太(およそ1/12スケール)にこそ、この商品の価値がある。


















世の中には、言葉を尽くして分析すべきプラモデルと、そうでないものがある。これはもう、理論ではなく、感情のプラモデルである。
このタイムマシンはドラえもんが不在ののび太(それは限りなく怠惰で、無力で、頼りない存在だ)とともに存在している。
世界中のプラモショップに、時空の狭間で静止し続けるのび太が眠っているのだ。
それを助け出すのは、他でもない、貴方なのである。
by kala-pattar
| 2017-11-16 00:26
| →SPRUE CRAZY