16番 TOMIX EF66(PS22B)入線。そして少しの後悔。
2018年 07月 28日

はい。RENFE251を先に買ったのは単純にEF66の出物がなかったからなんですね……。
メルカリという地獄的サービスによって発見されたパーツ未使用のほぼ新古品が我が家にやってまいりました。
(新品はプレミア付いてとんでもない値段だったり、そもそも発見が不可能なのですが、かなり現実的な値段だったので手が滑った。)
結論から言いますと、KATOのR370カーブは曲がれますが、それ以外のところが非常にアレで、頭を抱えております。

箱を開けると自分で取り付けるパーツが9兆個くらいあって拡大鏡とピンセットで戦いまくったんですけど
設計、成形、嵌合のそれぞれに少しずつ問題を抱えているようで、プラの手すりの類が全部ぐにゃぐにゃになるという現象が起きます。
パンタも金属部品とプラの組み合わせでかなり無理があるし、上の写真良く見たら左ワイパーが消失してるし、
差し込めばOKなのか接着推奨なのかなんなのか、とにかくユーザーに委ねられまくっていてしんどい。
(ワイパーはこれを書きながら予備のやつを刺しておきました。あと車体側面のインレタもやや失敗しているので、気が向いたら貼り直す……ぞ……。)

鉄道模型のいいところって「箱開けたらそこに宝物が入っている!」という品姿にあると思っていたんですが
TOMIX製品は「ユーザーに最後の組立工程をお願いすることでコストダウンとか梱包輸送時の破損を防ぐ」という姿勢なんだと理解します。
同社は工場出荷状態でパーツ全部取り付け済(しかも金属製手すりでシャープな仕上がり)という「プレステージモデル」を展開しており
そっちがだいたいノーマル版+2マン円くらいの価格帯で売られています。
正直、手間と仕上がりのバランスを考えるとプラス2マン払ったほうが幸せなんじゃなかろうか……と思いつつ
しかし2008年の製品ゆえ市場在庫は払底しており、これはもう億万長者になって天賞堂のハイパーなやつを手に入れるしかないのだろうか……。
再生産は……他のメーカーは……と考え始めると、やはりそこには大小様々な課題と問題点が山積しております。
何より財布の中身は有限なのだ。
と、Nならば笑って(or見て見ぬふりして)済ませられるところが大きな心のもやもやとなることを理解したのでした。
ホビーの国の人を自負する私でも、新しいジャンルに飛び込むとこういうどでかい壁にぶち当たったりすることを学び、
やはり鉄道模型の沼は深く広いと改めて感じるのであります。助けて……。
by kala-pattar
| 2018-07-28 00:31
| 鉄分