直径6cmの脅威、デス・スターIIのプラモで帝国に服従せよ!!
2018年 09月 02日
バンダイのスター・ウォーズ関連プラモシリーズもかなりのラインナップとなり、ついにこういうアイテムまで製品化されるときが来ました。
(いや、ツナ・シップとか病院船とかモン・カラマリ・スタークルーザーとか欲しいよオレは)
デス・スター(2)ですよ。「建造途中の球体」というプラモデルが苦手とする物体が、どんな感じで分割されているのか
フォースの暗黒面がいかに強いのか。みなさまにも見てもらいたい次第でございます。いや、すごいわ。
とりあえず切り出してプチプチ組み合わせていくと10分くらいで完成してしまうのが超絶すごいです。
なんというか、やはりプラモは概念をスライスして平面(ランナー)に並べるというインスタント食品みたなもんで、
料理に手間をかけたい人と、お湯かけただけで食いたい人がそれぞれいるわけですけども、これはもうお湯かけただけで本格メシができる感じ。
「手数が少なくて、めちゃくちゃすごいもんができる」というのがオレ的「いいプラモ」の条件なんですが、
(パーツが多くても手数を少なくすることはできるし、手数の少ないプラモにユーザーがわざわざ沢山の愛情を注いですごいレシピを開発することもできる)
これはあっという間に見たことのある(けどめちゃくちゃ複雑なことを成し遂げたかのような)立体物がバーンと出現するので、かなりビビります。
そもそも球体というのは放射状にディテールが存在していないと立体感が失われるんですけど、
金型というツールは特殊なことをしない限り、型が開閉するひとつの方向にしか高低をつけることが出来ない(!)わけです。
これをどの方向に組み合わせれば「あたかも三次元的にディテールを彫刻したかのような立体」になるか、というのを考えまくった結果
こういうプラモが出来ているのだ、ということを味わいながら組むと「なるほど!」となりますので、試してみてください。
しかしまあスター・ウォーズのラスボスというのはダース・ベイダーや皇帝だったりするんだけど、画的なカタルシスとしてはデス・スター破壊は重要です。
ということで、完成するのはコロンとしたボールみたいなもんですけど、その過程にめちゃくちゃな体験がございますので、
みなさんも組むといいです。ぜひ。
by kala-pattar
| 2018-09-02 15:57
| →SPRUE CRAZY