
はい、どこからどう見てもタミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.361 陸上自衛隊 16式機動戦闘車でございます。
1/35の戦闘装甲車両のプラモというのはそもそもタミヤが考えたジャンルであるからして、
陸上自衛隊の車両については不文律として「戦車はタミヤがやる!」「戦車じゃないものは他のメーカーも同スケールでやる」という雰囲気がありました。
んで、2016年に制式化された「16式機動戦闘車」という車両が出現したときに、なんとなくモデラー界隈にはザワッとした空気が流れたような気がします。
なぜか。

戦車というのは大砲を積んでいてその大砲がぐるぐる回せるように砲塔というのが付いてて、それを履帯(いわゆるキャタピラ)で運ぶという定義があり
16式機動戦闘車は腰から上が戦車なんですが、下にはどう見ても8個のタイヤが付いています。装輪戦車とか呼ばれることもあります。
こいつは戦車か。戦車じゃないのか。「自衛隊の最新装備」という美味しいネタをどこがやるのか……。
1/72ではアオシマが製品化しましたが、1/35はやはりタミヤが製品化してくれました。良かったですね。





このプラモは面白すぎて組んでいるとあっという間に工程が進んでしまい、写真を撮っている暇がない。
さらに5月にフライングゲットしたのに結局ふつうの発売日を超過してなおお手つき状態で、
いわゆる夏休みの宿題が目の前にずーっとあるまま4ヶ月弱を過ごしており、マジでメンタルがやられる寸前でした。
みなさん、面白いと思ったプラモはさっさと完成したことにして、次に行きましょう。やりかけの宿題は、人間を追い詰める。
プラモは最悪捨ててもいいし見なかったことにしてもいいので、一度にふたつもみっつも抱え込むと、日常が辛くなります。
もちろんいちばんいいのはちゃんと完成させることなんですけどね……。





まあこれはなんかフィギュア塗り大会が生じたときについでに塗りたいのと、自衛隊員は迷彩パターンが細かいので助けてほしいです。



みなさんもこのお祭りに乗らなきゃ損、ということでございます。
いままで組んだプラモの中でも三本の指に入る超精度、そしてなんか異常にシャープで強そうな物体が完成する興奮。
旬の魚を最高の包丁で刺し身にしたような絶品プラモ、あなたもぜひ組み立ててみてください。駒門からは以上です。

いつも楽しく拝見しております。デカールのシルバリングですが、デカールが乾いたあとに上から軟化剤をたっぷりかけた状態でデザインナイフの先端でデカールをつんつんすると徐々に軟化剤がデカールの裏側にしみこんで行きます。最後に綿棒で全体をなじませるとあら不思議、シルバリングが消えています。かなりのつや消し面にでもつかえる便利なテクニックです。ちなみにシルバリングしているデカールにクリアをかけても直りません。
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からぱたさんの写真を見るまで気がつかなかったのですが、この車両、全面ボルトだらけですね。
現用車両なので増加装甲とか装着用なのでしょうが、何か旧帝国陸軍の戦車のような。。。
ともかく、整備の際には乗員と武器科の人たちは泣きながらボルトを締め付けていることでしょねぇ。
現用車両なので増加装甲とか装着用なのでしょうが、何か旧帝国陸軍の戦車のような。。。
ともかく、整備の際には乗員と武器科の人たちは泣きながらボルトを締め付けていることでしょねぇ。
富士学校の車輌は整備やらなんやらの訓練にも使っているっぽく、ボルトなんども着脱したことで銀ハゲがいっぱいあっていいアクセントになってました。
イマドキの車輌なので装甲がモジュール化されているのでしょうが、サビや被弾痕や煤煙に頼れないので現用車輌の塗装はなかなか悩ましいですね。
イマドキの車輌なので装甲がモジュール化されているのでしょうが、サビや被弾痕や煤煙に頼れないので現用車輌の塗装はなかなか悩ましいですね。