タミヤの最新プラモで「陸自の最新装備」をしゃぶり尽くすべし。
2018年 09月 03日

はい、どこからどう見てもタミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.361 陸上自衛隊 16式機動戦闘車でございます。
1/35の戦闘装甲車両のプラモというのはそもそもタミヤが考えたジャンルであるからして、
陸上自衛隊の車両については不文律として「戦車はタミヤがやる!」「戦車じゃないものは他のメーカーも同スケールでやる」という雰囲気がありました。
んで、2016年に制式化された「16式機動戦闘車」という車両が出現したときに、なんとなくモデラー界隈にはザワッとした空気が流れたような気がします。
なぜか。

戦車というのは大砲を積んでいてその大砲がぐるぐる回せるように砲塔というのが付いてて、それを履帯(いわゆるキャタピラ)で運ぶという定義があり
16式機動戦闘車は腰から上が戦車なんですが、下にはどう見ても8個のタイヤが付いています。装輪戦車とか呼ばれることもあります。
こいつは戦車か。戦車じゃないのか。「自衛隊の最新装備」という美味しいネタをどこがやるのか……。
1/72ではアオシマが製品化しましたが、1/35はやはりタミヤが製品化してくれました。良かったですね。





このプラモは面白すぎて組んでいるとあっという間に工程が進んでしまい、写真を撮っている暇がない。
さらに5月にフライングゲットしたのに結局ふつうの発売日を超過してなおお手つき状態で、
いわゆる夏休みの宿題が目の前にずーっとあるまま4ヶ月弱を過ごしており、マジでメンタルがやられる寸前でした。
みなさん、面白いと思ったプラモはさっさと完成したことにして、次に行きましょう。やりかけの宿題は、人間を追い詰める。
プラモは最悪捨ててもいいし見なかったことにしてもいいので、一度にふたつもみっつも抱え込むと、日常が辛くなります。
もちろんいちばんいいのはちゃんと完成させることなんですけどね……。





まあこれはなんかフィギュア塗り大会が生じたときについでに塗りたいのと、自衛隊員は迷彩パターンが細かいので助けてほしいです。



みなさんもこのお祭りに乗らなきゃ損、ということでございます。
いままで組んだプラモの中でも三本の指に入る超精度、そしてなんか異常にシャープで強そうな物体が完成する興奮。
旬の魚を最高の包丁で刺し身にしたような絶品プラモ、あなたもぜひ組み立ててみてください。駒門からは以上です。
by kala-pattar
| 2018-09-03 22:56
| →SPRUE CRAZY