ディスカバリー号のプラモを最速ラップで完成させた話

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▲連休2日目、完成しました。


昨年購入して積みっぱなしだったものの、『2001年宇宙の旅』をIMAXで見た以上これはもう作るしかないと決断。
しかし他の人のレポートや海洋堂の130万円モデルを見る限り、こいつに「正確であること」とか「端正な出来であること」を求めてもしょうがない。
とにかく俺は、この手ででっかいディスカバリーを抱きしめたいのだ。



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▲居住区は半球に割れている。


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▲推進部は上下割り。基本的に箱っぽいものにディテールを貼り付けていくSF宇宙船モデル特有のあの感じ。


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▲ディテールはそこまで細かくないけど、まあ雰囲気はいいでしょう。


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▲何度も眺めたエンジンがあり


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▲それを取り付ける隔壁があります。


こんなもの、合わせ目消してちまちま作ってたら大変なので、まず流し込み接着剤で全部固めていきます。
タミヤの速乾(薄緑の蓋)とグッドスマイルレーシングの強力溶着剤(ジクロロメタン)を太い筆でガシガシ流し込んでいけば、
多少の歪みや嵌合の悪さも溶かしてガンガン組み立てられます。悩まない。進む。

3連のエンジンナセルはそれぞれが接しているのが正解なのだが、このキットは2mmほど隙間が空く設計になっていて、これが最大の泣き所。
真面目に考えても無駄なので、接着用のダボを切り飛ばしてから両サイドのエンジンナセルを2mmずつ中央に寄せて接着。


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▲はい、映画館で見たのと同じだ。最高だ。


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▲細いところは全部カーゴモジュール(荷物室)になっていて、5種類のブロックを大量に組まされる。「×18」とか平気で出てくる。


念仏を唱えながら、無心で組む。
塗装はシタデルカラーのケイオスブラック(黒サフ)を吹いてから、コラックスホワイト(白サフ)で仕上げる。
エアブラシで吹いてたら一生終わらん。発色のバチバチに良いスプレー(めっちゃ高いけど)でババーっと色を付けたほうが良い。


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▲ステンレスパイプに各モジュールを取り付ける。めちゃくちゃテンション上がるけど、すっげえ大変。


キットには箱の都合で全長の半分くらいのステンレスパイプが2本入っており、これを経の全然合ってない短めのステンレスパイプで接合せよとある。
そんなもん絵に描いた餅なので、予めジョイフル本田に行って1mのステンレスパイプを購入し、パイプカッターで適切な長さに切断した。

組み上げてからウェザリングカラーのグレーで全体をウォッシュし、濃いめのグレーにしたいところはタミヤのスミ入れ塗料を流し込んだ。
(トップの写真は居住ブロックのグレーが小汚く見えるが、肉眼だとそこまで気にならないので良し。)
あとは雰囲気でウェザリングを加えて終了。そもそも実際のプロップは巨大すぎて機体表面の凹凸が鮮烈で複雑な影を投げかけることを意図しているため
そこまで汚れていない。白い宇宙船なので、白のままでいいのだ。

2日間、およそ10時間ほどの作業でディスカバリー号は完成した。
デカい。あまりにもデカい。初めて撮影台で撮影するのを諦めた。(トップの写真は私の秘技であり、もちろん模型を一発撮りしたものである。ぐふふ。)
コクピットは適当に遮光してから100円均一のタッパーの蓋を封入し、内部にLED自撮りライトを放り込むことで発光ギミックも実装。
ネオジム磁石で居住区が脱着できるようにしたので、電池切れの心配とも無縁である。


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▲宴のあと。


ということでみなさんも「飽きる前に完成させる」という手法をたまに繰り出すと模型力(ヂカラ)がUPすると思います。
さて、次は何を作ろうかしら。




by kala-pattar | 2018-11-24 23:03 |  →SPRUE CRAZY