結婚式をしたので金型を彫りました
2019年 06月 23日

プラモは何かをパーツに解体した上で、ランナーに収めたもの。
つまり自動的に「組める」ということが内包されているべきプロダクトですが、今回は組めない。
じゃあそれはプラモなのか? ただのレリーフがデザイン的にランナーに並んでいるだけの「何か」なのか?
そのへんは披露宴と二次会にご来場の皆様にギフトとしてお渡ししましたので、実践されることで意味が規定されるんだと思います。
飾られるのか、切り離してから途方に暮れるのか、裏側をパテで埋めるのか、忘れた頃にゴミ箱に捨てられるのか。
しかし、とにかく俺の手元には金型(正確には「放電加工されたコマ」)が残ります。永久に。
このブログにSPRUE CRAZY(ランナーバカ)というカテゴリを作って早幾年、ひとつの夢が叶いました。

金型は雄型(コア)と雌型(キャビティ)を組み合わせて新たな価値を創出する道具です。どちらか片方が欠けても機能しません。
そこに新郎新婦とそれをつなぐメディウムとなったサッポロ生ビール、そして縁起物の「寿」の字を彫りました。








今回の悪ふざけに内緒で付き合っていただいた職人のみなさま、そしてご来場いただきました皆様、ありがとうございました。
これからも超音速備忘録を、そして我々の人生をよろしくお願いいたします。
by kala-pattar
| 2019-06-23 19:52
| →SPRUE CRAZY