タミヤの最新魔法汁でイケメンフィギュアを錬成する

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ミリタリーミニチュアシリーズは、タミヤが製作しているAFV(装甲戦闘車輌)・フィギュアを中心としたプラモデルのシリーズ。
同シリーズの充実により、1/35が戦車模型の標準的スケールのひとつとなっている。MMと略される事がある。(Wikipediaより)

ということで、日本のミリタリーおじさんを育ててきたシリーズの、第一作が「ドイツ戦車兵セット」です。
1968年9月発売、今からじつに51年前のプラモなんですが、最近再販されたので模型屋に積んである。買いましょう。



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▲箱、かっこええ。「動かない戦車の模型」をドレスアップするためのフィギュアが第一作というのがイカす。


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▲中身。最近のプラモみたいにランナー(枝)が全周を囲うスタイルではなかったんだな。


当然これにも塗装指定がついていて、タミヤカラーで塗れって書いてあるんで、肌のところは肌色(「フラットフレッシュ」というのが用意されている)で塗る。
本当に?本当に肌色の塗料で塗っていいんですか?


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▲これが肌色の色指定なので、言われたとおりに塗る。


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▲うぶぉおおおおお


まあプラモって最初は説明書に言われたとおりにして「えーまじでこういうことなの?なんか思ってたのと違うんですけど?」ってなるじゃないですか。
それを思い出しながら緑色のプラスチックに肌色を塗りましたよ。当然、オレが中学生の時の光景がそこに再現される。


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▲こんばんは。ドイツ戦車兵です。


怖い。
とにかく、緑の上に肌色を塗ってもなんか発色しないのでガビガビ塗っていると
変にツヤが出たり目のくぼみが埋まったり、とにかくグーニーズみたいな事態が発生して、中学生時代の私は愕然としたものです。
しかし先日、タミヤはすごい魔法みたいな汁を開発して史上に投入してきました。


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▲イケメン製造汁〜〜こと、『スミ入れ塗料 (ピンクブラウン)』です。


使い方は製品自体に書いていないのですが 「人形の顔や手など肌部分の仕上げにぴったり」とタミヤが謳っているので、
最新のミリタリーミニチュアのフィギュアに使ってみようじゃありませんか。


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▲最近発売された「ドイツ対戦車自走砲 マーダーIIIM (ノルマンディ戦線)」です。


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▲ドイツの兵隊が50年の進化を遂げてランナーにくっついている。


とりあえず効果がわかりやすいほうがいいよな、ということで白いサーフェイサーを吹いたのですが
湿度が高すぎてボッソボソになり、私はもう日本から脱出したい。一生乾燥したアルゼンチンの涼しいところで模型を作りたい。


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▲あまりに表面がツブツブになったのでちょっと引いて撮影した


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▲50年前の人にも同じように白い下地塗料をかぶってもらいました。


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▲塗料に筆がついているので優しく撫でます。アウドムラに着艦するベルトーチカを抱くように。


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▲顔面に陰影が付き、なんかこうキリッとしたおじさんが爆誕しました。ヘルメットとジャケットもちょっと塗った。


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▲50年前のおじさんもそれなりにイケメンに仕上がることが判明しましたが、やっぱ今のフィギュアのほうが断然すごい。


ということで、タミヤの最新の汁こと「スミ入れ塗料 (ピンクブラウン)」をようやく買えたのでいてもたってもいられず試してみたのですが、
当然ながら51年の歴史を経てフィギュアもすげえことになっているので、最新の汁は最新のキットに塗って楽しむとええよ、という話でした。
ここのところのタミヤのフィギュアはポーズも分割もパーツの合いも何もかもが高次元で、スター・デストロイヤーとは違う方向にすごいので
戦車がいきなりイキイキするんですが「俺フィギュア塗るの苦手だしなー」みたいな人でも
とりあえずタミヤの最新の汁こと「スミ入れ塗料 (ピンクブラウン)」を持っていれば全員イケメンがゲットできますので
今後はフィギュアをないがしろにせず、どしどし塗ってどしどし戦車の周りに置こうな、という感じです。
ノルマンディから以上です。




by kala-pattar | 2019-09-10 23:28 | プラモデル