プラモ撮影に必須の超便利アーム買った話
2019年 10月 02日

さて、プラモの撮影ってプラモ作ってる机とかその横でやるじゃないですか。そうじゃないですか?そうでしょう。

▲こういう臨場感がある写真は椅子をどけて三脚置いて撮影すると非常にめんどくさいし、一旦脳のモードが切り替わるので復帰がダルくなります。

▲製品写真。上に雲台が付いてるのでここにカメラを据えます。が、このままだと机に固定できないですね。

▲こういうのを撮影するときに秒でスタンバイできるのがすごい。両手で作業するときに三脚を抱え込まなくていいの最高。
ツイッターでちやほやされたいときは完成品だけじゃなくて作ってる最中の写真とかも撮りたいし、
フェイスブックでちやほやされたいときは完成品をいろんなアングルで撮影したいし……となるんですけど
模型部屋に三脚があるのってすごい邪魔なんですよね。
どれくらい邪魔かと言うと、三脚というのはだいたい直径1から1.5mくらいの面積を専有するんですよ。
で、出しっぱなしにしておくと蹴り倒す。小指のスペアが何本あっても足りない。

そもそもですね、高さをガンガン変えて撮影するときに三脚ってじつは向いてない。
エレベーター(三脚のてっぺんについてる棒)を上げ下げするだけでは間に合わないと、脚を伸ばしたり縮めたり……。
三脚というのは、このアングルで撮るぞ!ドシー!!!と固定してバーンと撮影するためにあるので、
ちょこまかちょこまか動かせたら反対に困るんですよ。
(じゃあブツ撮りの撮影スタジオでは何を使ってんねんという話になりますが、50000トンくらいあるカメラスタンドという機材があり、
どんなムチャクチャな重さのカメラでもスイスイと垂直移動できる棒の先に雲台がボーンとくっついた化け物があるんですね。
家にあれがあったら最高ですが、床が抜けてゲームオーバーになり、敷金が返ってこないので諦めましょう。)
さらに言うと、手もとの写真を撮るときは三脚を抱え込んでカメラを覗かなければならず、これがまた嫌な姿勢なんですよ。
ごく自然にカメラに近づいて、顕微鏡覗くようにファインダーを覗いて手もとの写真が撮れたらなんて楽なんだろう、と思ってたんですよ。
そしたらあるんですね。ドンピシャの機材が。
これがどうすごいかと言うと、机にガチってくっつけられるので地面を専有しない。
手前のでっかいダイヤルをグルグルと緩めるだけで2個のボールジョイントと1個のヒンジが同時に緩み、アングルをサクッと決められる。
当然3次元空間を自在に動かせるので、カメラの寄り引きも三脚より全然自由。
そしてアングルを決めたらダイヤルをまたグルグルと締め込むと、3個の関節がガキガキに固定される。
このアクションがめちゃくちゃ速くできることで、模型とか小物の撮影がめっっっっっっちゃくちゃ楽になります。
しかも!耐荷重4kgなので一眼レフとか余裕。ちょう頑丈です。

この035(耐荷重15kgって書いてあって超最高)はパイプへのクランプを想定しているので鰐口の真ん中が直角に凹んでいるんですね。
上の写真では机の天板に固定するためにそれを埋めるゴムっぽい素材のウェッジ(フットラバー)を噛ましてるんですが、
別売りだと思ってそれも買ったところ、035に最初から付属してました。最初に言ってくれ〜。

とにもかくにも、035と244RCを合体させると机の上や撮影台の上で静物撮影するときにめちゃくちゃ楽になりますし、
ライトを装着することも出来るしストロボを接続したりと汎用性高いですし、
たとえば街でタイムラプスを撮影するときや、ちょっとしたところで三脚を置く場所がないときにそのへんの木やパイプに固定できるんですね。
こりゃ便利です。これで模型部屋から三脚とサヨナラできたので、みなさんもどうですかっつう話でした。ではでは。
by kala-pattar
| 2019-10-02 16:52
| カメラ