長野発東京行き、中央線のプラモデルに金型技術の極北を見よ!

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長野は諏訪市にあるピーエムオフィスエーという会社から中央線のプラモデルが発売されたんですが、これがすごい。
開発時からただならぬ気配がプンプンしており、組むか組まないかは置いといて、絶対に見ないと駄目なプラモだと思いましたので
みなさんにも見ていただいて、ギェーとなった人は買って、家に届いたパーツを眺めてウォーってなりましょう。




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▲冒頭いきなり見せてしまった車体はマルッと一体成型。オレンジ色のところはオレンジで成形されているので塗らなくてもよろしいっぽい。


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▲運転室の薄緑もこのとおり。車体内部は完成したらよく見えないし、ツヤ的にもこのままでOKだと思いますよ。


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▲シートの色が懐かしすぎて吉祥寺に到着してしまいました。ここはモケットの質感を演出したいですが、適当につや消しでも吹いておいてください。


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▲見てこのつり革。あまりの細さに大月を通過してしまいます。シルバーをシルバーで塗るとアホっぽくなるので、持つところだけ白塗装かな。


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▲床板と台枠〜梁はちゃんと別パーツです。黒い成型色ですが、ひっくり返さないと見えないのでここも塗らんでよろしい。


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▲だんだんディテールがやばくなってきて勝沼ぶどう郷。台車です。ここを茶色く汚すとイカすと見ています。


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▲床下に付く空気溜めなどなど。配管が異常に細く、説明書にもどのパーツがなんの機能を持っているか書いてあるのが素晴らしい。昔のタミヤみたい。


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▲見たことあるでしょ小淵沢。断流器って言うんですけど、なにこのスター・ウォーズみたいなディテール。すっげえんですけど。


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▲このへんでもう失神寸前。電動空気圧縮機なんですが、シリンダーのヒダヒダとか電動機の放熱スリットがもうヨダレ出そうなくらい細密。好き。


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▲「え!このパーツどうやって彫ったの!」ってスタッフに訊いたんですが、髪の毛より細い刃物をミリミリミリ……って引きずって金型に彫刻したそうです!


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▲室外機のファンが抜けているだと!? ということで上諏訪に到着しました……。


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▲プラスチックでパンタグラフを抜くのとかむっちゃ大変ですよ……普通折れるよこれ……。


全体的に「こういうことしたいんですけど〜」って金型屋さんに言うと「バカ言ってんじゃねえ!」って怒られそうなほど
細いところ、シャープなところ、異常に細かい彫刻などが充満しており、なんでこういうことができているのかというと
ピーエムオフィスエーが金型屋さんだからなんですよね……。

自分の会社の持てる根性と技術を全投入して開発したこの中央線、とにもかくにも
「こんなディテール見たことねえ!」というくらい超絶なんですが、パーツ見た感じはしっかり組めそうです。
(なんせ成型色がだいたい素晴らしいので、単に貼ってから屋根上と足回りだけガッツリとツヤ落として汚したら絶対かっこいい)

スケールは1/80となっていますのでお手持ちの16.5mm幅の線路(お手持ちか!?)に乗っけて楽しむもよし、
なんか適合しそうな台車にまるっと換装して走行を楽しむもよし……(突然ハードコアな改造の提案)。
兎にも角にも、こんなにシャッキシャキのディテールは早いうちに買わないと楽しめなくなっちゃうかも知れません。
金型だって少しずつ消耗していきますので、こんなすっごいプラモはさっさとゲットして、さっさと楽しむのが吉でしょう。

惜しむらくは1/80の駅とか通勤客というのはなかなか手に入るもんじゃないということ。
ただ白いところに置くのではなく、なんかこう中央線らしい場所をザクッと切り取ったヴィネットなんかを作れると
より一層面白くなるのにな、とも思います。


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▲デカールもてんこ盛り。やっぱり「みんなが知ってるモチーフ」って盛り上がりますね。


構成としては先頭2両が入った「クハ201・クハ200」のセットと中間車2両が入った「モハ201・モハ200」のセットとなっており、
先頭車2セット、中間車3セットを買うと本物通りの10両フル編成が組めるというもの。
しかしそんなスペースはほとんどの家庭にないと思うので、先頭車のセットを買って友達とはんぶんこするのもいいかもしれません。
(当然ながら空気圧縮機とかパンタグラフはモハにしか付いていないので、ヤバいディテールを全部見たい人は中間車セットも買うこと)

いやしかし、とにかくおっそろしい金型ですので、フェチの皆さん(日本に何人いるのか不明)はマストバイですよ。
そうでない中央沿線のみなさんも、先頭車を貼って年越しというのはどうでしょうか。
ぜひ。





by kala-pattar | 2019-12-29 18:29 |  →SPRUE CRAZY | Comments(0)