屋根より高い

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プラッツの航空機特選シリーズというのがあり、これがとてもいい。
海外のイケてる飛行機模型をピックアップして、日本の市場向けにローカライズするというコンセプトなのだが
単に説明書を日本語にするだけでなく、飛行機模型でつまずきがちなところをきっちりサポートしてくれるのだ。



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普通のプラモの説明書はマンガのコマ割りのようになっていて、工程がイチから順番に進んでいくようになっているのが普通。
しかし、特選シリーズはいちど工程を咀嚼して部位ごとに解体し、部位ごとにどこまで組めばいいかを曼荼羅のように構築してある。
行ったり来たりになりやすい塗装と組み立てを脳内で整理しやすくなるし、集中力を要する場所がどこなのかもわかりやすい。
そして、自分が進めやすい場所から手を付けられるようになっている。プラモの自由なところがちゃんと明示されているのだ。


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尻もちをつきそうな飛行機にはちゃんと専用の形状に成形されたオモリが入っているし、
塗装図もカラー。デカールはイタリアのカルトグラフ社製でとても発色が良く、貼りやすい。


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もとのキットはチェコのメーカー、エデュアルド製。
小ぶりながらモールドのキレは最高で、複座のMiG-15という特異なカタチもいい感じに組みたい気持ちを高めてくれる。
コクピットの構成など思わず声が出てしまいそうなほどおもしろく、
機首にポッカリと空いたエアインテークから取り入れられた空気が搭乗員の左右を通ってエンジンへと導かれるのもわかる。
ミッチリと組み上がっていくさまをぜひとも模型好きのみんなに味わってもらいたい。


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銀色に塗ってフィンランドのラウンデルを入れれば終わりだなぁ、なんて思っていたが、今日は5月5日だ。
ラウンデルがアクセントになりそうだな、と思いながら機体に画を描いていくことにした。


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「飛行機模型はどうも難しそうだ」と思っている人にこそオススメしたい特選シリーズ。
いろんな海外メーカーの傑作キットで知らなかった飛行機に出会い、おもてなしの行き届いたパッケージングに導かれながら作ってみよう。
経験値が貯まれば、作れるプラモの幅もぐっと広がるはずだから。
みなさんも、ぜひ。




by kala-pattar | 2020-05-05 16:45 | プラモデル | Comments(0)