山ヤの血が沸騰する〜加速

【ここまでのあらすじ】
快速快速と騒ぎながらもうだるような暑さと急登、そして何よりどうしようもない筋力不足により鈍行でささごがんがはらすりだけの頂上を目指す超音速なのであった。

そういえば駅を出てからちらちらと見えたやたらピラミダルなでっかい山があったけどアレはどこなんだろうまさかアレががんがはらすりやまってことはないよねもちろんちがうよねウフフアハハ。あんなモノ登ったら死んじゃうよね。あ、そういえばなんか頂上に茶色くてでっかい四角いものが見えたけどアレなんだったんだろ。

つか、これじゃん。

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これは一体なんなんでしょうか。巨人用のバスケットゴール(リング無し)がすぐに思いついたのですがいやーオレってアサハカでした。世の中衆院選ですからね。ここに公示用のポスター貼るんですね。きっとそうだ。そうに違いない。それにしてもでかいなぁ。(なんかいろんなサイト見ていると「反射板」って書いてあるのですが、こんな木の板で何をどう反射しているのでしょうか。どなたか詳細キボンヌ。)いやそんな事はどうでもよくて、すなわちこれはもう「笹子雁ヶ腹摺山」の頂上なのです。ありゃまだ12:00だ。1時間で来ちゃったか。(コースタイムはユルユルの2時間)これは意外と期待できそうな数字です。どこまで行けるかな…。
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秀麗富岳十二景というだけあって富士山もばっちり。
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しかしこの山頂、狭いわ天日干しだわ虫だらけだわ、と全く良い事無し。早々に退散します。快速快速。やたらと急な下りで米沢山を目指します。鞍部のあたりで道がグキっと90°に曲がるのですが、何となく曲がらずに開けた所まで出てみるとズッパシ切れ落ちた絶壁。これがもう絶景。虫もいないし本日一番の素晴らしい展望。思わず一服します。
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下にはさっきのファミリーマート。右手に(写真には写っていませんが)下ってきた笹子の雁ちゃん。正面には鶴ヶ鳥屋山から三つ峠山方面に連なる尾根。肩から富士が顔を出します。ああいいなぁと座り込むのですが暑い。暑くてかなわんので再び本線に戻ります。やせ尾根をザクザクと駆け足で下ると目の前に突如立ちはだかる45°以上の壁。鎖も付いていますがもちろん腐っている確率99%なので3点確保を要求されながらよじ上ります。
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そんなこんなで米沢山到着。
え、まだ13:00ですか。オレ相当止まってたのに…。

つづく
by kala-pattar | 2005-09-02 01:12 | Mountain