日々是超音速:ソラリスはそこにあった〜逆襲の磐越路【その1】

考えてみれば無謀な話だった。2005年12月22日、豪雪の新潟は未曾有の大停電に見舞われ、交通機関は麻痺していた。翌23日、福島県側から磐越路を攻略しようという俺らの試みは当たり前のように失敗に終わり、結局振り替え輸送と遅延した列車を乗り継ぎ、息も絶え絶えに帰京したのだった。

それから4ヶ月の時がたち、ついにリベンジの時は来た。今回の計画は昨年末のルートを逆走し、新潟から会津若松の区間をSLで走破するというもの。

4月28日、東京は快晴。雲一つない東京の日は暮れて、俺は会社を後にすると新宿駅に向かった。今回の旅には我が鉄分の源、s2mの野郎と、さらに2人のゲストが加わった。

2309、『ムーンライトえちご』は、発車時刻ギリギリに滑り込んで息を切らしながら直前まであった飲み会のテンションをそのまま引きずっているs2mを飲み込むと、まもなく新宿駅を後にした。いつもどおりの無意味な会話とクソ不味いカワハギの薫製をアテに、俺はひたすらビールをカッ喰らって一足先に眠りにつく。s2mは最近iPodを買ったらしくご満悦であった。

Drinking beer

0045、列車は前橋で大休止、ここぞとばかりにホームで一服する。最終の普通列車をやりすごすと611M、急行「能登」がホームに滑り込んできた。489系の流麗なノーズが最高にカッコいい。ボンネットにへばりつくようにしてシャッターを切りまくる。0113、『ムーンライトえちご』は再び新潟へ向けて走り出した。


つづく
by kala-pattar | 2006-05-02 23:55 | 行ってきた | Comments(0)