太陽と鎖の穂高連峰〜その1

「あー山行きてぇ。明日から会社休みますー。」ってなわけで、
「死ねよこのウンコ新入社員!」と罵られても不思議ではない
衝動的休暇を賜り、あーいい会社入ったなぁと思ったのが8月29日。

翌日、ドタバタと準備をつつ、
ろくろく下調べもせずに「穂高!穂高!」と騒いでいたら
なんと急行アルプスってすでにご臨終されてたのね。
ついでに夜行バスも満席だし。

あまりにも絶望的だったのでここはマネーのパワーに頼る。
松本のビジネスホテルをおさえて鈍行列車に飛び乗った。
6時間半後、松本にザックを背負った超音速が降り立ったのでした。

とりあえずホテルに荷物を置いて松本の街にひとりで繰り出す。
おお立ち飲み屋!そして隣にジンギスカン!
というわけでホッピーをゴクゴク飲みながらジンギスカンを食う。
野菜を食う。うまい。そしていい具合に酔っぱらう。
部屋に戻り、風呂に入って就寝ー。

目覚ましの音に目覚め、カーテンを開けると……

暗くね??

そして目を凝らすと隣のビルの屋上が光っている。
この艶は……雨ですか。そうですか。

始発にはまだ時間があるが、
特別することもないので、ゲンナリしながら山装備に着替え、
ザックを背負ってホテル一階のコンビニへ。
死ぬほどメシを買って傘もささず松本駅へ。
ホームでぼんやりしながら煙草を吸っているとちらほら登山者の姿が。
若い人は皆無ですわ。

で、始発の松本電鉄上高地線は一路新島々へ向けて走るのだった。
途中駅で乗ってくる女子中学生達。
ああ、今日は9月1日なのね。新学期なのね。
だからなんとなくよそよそしいというか
社交辞令的な挨拶がかわされているのね。
などと観察していたら
「キャア」と叫び声。

ジョロウグモが網棚からツツーーっと女子中学生の眼前に落ちてきた。

そんなことよりなによりオレは初めて行く穂高岳にはやくもビビり状態。
まだどういうルートで行くかも確定していないので延々と地図をにらむ。
今年は一度も山に行ってないし、おとなしく涸沢から穂高ピストンかねぇ、
ってのがそのとき出した結論であった。

終点、新島々は土砂降りだった。
テンションは絶不調だった。
by kala-pattar | 2006-09-17 15:13 | Mountain | Comments(0)