カテゴリ:Movie&Books( 50 )

リアルロボットアニメとそのプラモデルの黄金時代はたった4年しか続かなかった、という話。

じつのところ、オレの師匠はあさのまさひこである。そして最初に書いておこう。あさのまさひこは、この本を書くことで彼の大きな使命のひとつを全うしてしまった。かつて8年在籍したモデルグラフィックス編集...

2022年 01月 13日

『2001年宇宙の旅』はいかにして撮影されたのか。

いやはや、とんでもない本でした。ようやく読了。>『2001:キューブリック、クラーク』(マイケル・ベンソン著)平たく言ってしまえば、「すごい映画を撮るにはすごい根性が必要である」ということであり...

2019年 03月 24日

『2001年宇宙の旅』を映画館で見たことない人に告ぐ

何度も見たはずなのに、大阪のIMAXレーザーで見たら全く違う映画になっていました。人生変わっちゃいました。その理由は自分の眼で観ないとわからないので、観てください。たぶん今週の木曜日までです。絶...

2018年 10月 30日

僕らがみんな、戦争を食べて生きているのなら。

我々はメシを食って生きている。手作りの料理が体にいいことを知っていても、出来合いの食べ物に手をのばすこともしばしば。毎日が平時で、自分は兵隊じゃない……と思っているかもしれないけど、あなたの食べ...

2018年 07月 18日

雑誌・イズ・デッド。新幹線に乗るすべてのビジネスマンに捧げる「雑誌」の話。

出張、疲れますよね。でも、新幹線の待つホームに流れるあの空気、大好きですよね。「物分りの良い上司」「話の読める仲間」「臨機応変な部下」「素直な子供」「優しい嫁」、ほしいですよね。全部ありますよ。...

2018年 05月 21日

『モビルスーツバリエーション』という"呪い"に対峙した編集者の話

MSVジェネレーション ぼくたちのぼくたちによるぼくたちのための「ガンプラ革命」/あさのまさひこ著が発売されました。あさのさんの話を書いているとそれこそオレが一冊本を書かなければいけないくらいの...

2018年 05月 20日

私がやりたかったことを高城剛が軽々と実現してた話

いやあもう、悔しいです。高城剛という人は沢尻エリカと結婚した時点で最高に「分かってる」男だと思ってましたし、そもそも高城剛って文章がめっちゃくちゃ平易かつアグレッシヴで、読んでいてものすごく楽し...

2018年 04月 21日

あなたは模型を見て模型を塗っていませんか?

突然ですが、「模型を塗装する」というのはめちゃくちゃに難しい遊びです。塗装のテクニックもさることながら、そもそも何色で塗ればええねん、というのは多くの人の悩みなのではないでしょうか。実物は赤だか...

2018年 01月 25日

プラモはイギリスで生まれた。だから、俺たちは旅をするのだ。

近況を報告したっていいじゃない、ということで、またイギリス行ってました。じつは前回のグッドウッドのときに、「THE TANK MUSEUM」(日本では「ボービントン」と呼び習わされている戦車博物...

2017年 12月 03日

で、貴方が観たいのは映画なの?ミリタリー・ポルノなの?

映画『ダンケルク』を観てきました。クリストファー・ノーランが戦争をモチーフに映画を撮るとこうなるのかぁ、という感じです。構図とか、カット割りとか。これを捕まえて「昔ながらの戦争映画との違い」みた...

2017年 09月 15日

そろそろ、『ローグ・ワン』の話をしようか。

忘れてはいけない、我々はこれから毎年毎年、12月になると「新しいスター・ウォーズ」を見せられるのだ。アナキン・スカイウォーカーにまつわる物語は俺の中で完結しているけど、そんなことはお構いなし。知...

2017年 01月 11日

「オタクが好きな本2016」のトップは『南極建築1957-2016』に決定しました。

表紙からして最高です。ブルーの箔押しドン。字体も写真もデザインもタイトルも豪速球の165km/hだ。買わないとやってられません。こんな本。出してくれてありがとう。>南極建築1957-2016 (...

2016年 12月 31日

20世紀最大の発明はどう考えても「コンテナ」だったという話

人生で読んだ本トップ10というのがあるなら、そのひとつが書き換わってしまった。>コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だったかのビル・ゲイツが「今年読んで良かった本7冊(2013)」に選んだ...

2016年 08月 29日

宇宙に行くのはロマンか、科学か、という問いに答える最高の本を紹介します。

大傑作なので買いましょう。(Kindle版もあるよ)>月をマーケティングするはい、買いましたか?買ってない人のためにいまから話をします。僕は宇宙開発に「ロマン」という概念を持ち込む人がとても嫌い...

2016年 08月 17日

【書評】我々は如何にして美少女のパンツをプラモの金型に彫りこんできたか

わが戦友である廣田恵介の『我々は如何にして美少女のパンツをプラモの金型に彫りこんできたか』がとうとう出版された。最初に断っておこう。この本は「変なプラモを見てニヤニヤしよう」という内容ではない。...

2016年 06月 25日

"漢字の再発見"に震えろ!『タイポさんぽ 台湾をゆく: 路上の文字観察』書評

「文字を見る」ということが、こんなにも多くの学びをもたらしてくれるということに驚いた。本著『タイポさんぽ 台湾をゆく: 路上の文字観察』は、藤本健太郎氏による『タイポさんぽ―路上の文字観察』およ...

2016年 06月 14日

【書評】イラン空軍のF-14トムキャット飛行隊

はい、買いましょう。>イラン空軍のF-14トムキャット飛行隊F-14トムキャットの関連書籍の多くはアメリカ海軍所属機を取り上げたものばかりで、イラン帝国空軍とその後身であるイラン・イスラーム共和...

2016年 05月 07日

街にあふれる文字をホメるために我々が読むべき本/『タイポさんぽ改』

藤本"ANI"健太郎の著書がドロップされたので早速購入した。 >タイポさんぽ改: 路上の文字観察 ▲表紙からして、きわめてうるさい。 街中に潜むタイポグラフィを丁寧に蒐集し、その成...

2016年 04月 13日

全人類必読の現代の冒険の書、『外道クライマー』を読まずして人間の勇気を語るなかれ

いまから6年前、八ヶ岳は赤岳鉱泉に行き、そこで人工の氷壁を登るという遊びをした。俺はピクニックに毛が生えた程度の登山を年に数度たしなむ程度のエセ山好きだが、ハーネスにヘルメット、両手にアイスアッ...

2016年 04月 04日

安心してください、生きてますよ。映画『オデッセイ』に見る現場と上司の仕事術。

キミは観たか。俺は観たぞ。"とにかく明るいマット・デイモン"である。巷では「惑星でDASH村」「わくわくじゃがいもチャレンジ」と大評判の『The Martian』である。原作はアメリカ人サラリー...

2016年 02月 09日