日々是超音速:ソラリスはそこにあった〜逆襲の磐越路【その3】
新潟駅に戻り、みどりの窓口で乗車券を確保。土産物屋で酒とツマミを買い込む。駅員に訪ねると、我らが『ばんえつ物語号』は既に入線済みとのこと。嫌が応にも鼓動が速くなる。跨線橋へ。 窓。...
2006年 05月 03日
日々是超音速:ソラリスはそこにあった〜逆襲の磐越路【その2】
0451、朝焼けの新潟駅に到着。ぐっすり眠れたためテンションが上がる。 改札を出たはいいものの、新潟駅到着からSLが出発する0943まで完璧にノープランなのだった。あいにくこんな朝早くから...
2006年 05月 03日
日々是超音速:ソラリスはそこにあった〜逆襲の磐越路【その1】
考えてみれば無謀な話だった。2005年12月22日、豪雪の新潟は未曾有の大停電に見舞われ、交通機関は麻痺していた。翌23日、福島県側から磐越路を攻略しようという俺らの試みは当たり前のように失敗に...
2006年 05月 02日
日々是超音速:怒号と悶絶の磐越路 その6
ふと目が覚めると列車は山間部を抜け、越後平野に入ったようだった。時折照らし出される対岸の山の威容に驚かされる。しばし無言で車窓に見入り、列車は新津駅に着いた。身を切るような寒さ。時刻は2200を...
2005年 12月 30日
日々是超音速:怒号と悶絶の磐越路 その5
列車は見渡す限り真っ白な世界を走る。エンジンの音が心地いい。塩川でSLをやり過ごすとのアナウンス。SLはもうすぐそこまで来ていたのだ。残念である。しかしやっとここで会えると思うと鼓動が高まる。惰...
2005年 12月 30日
日々是超音速:怒号と悶絶の磐越路 その4
隣のテーブルの旦那さんがトイレに行き、戻ってくると入れ替わりで奥さんと息子が駅員に様子を聞きにいった。重苦しい雰囲気。予感は的中した。 「今日は危ないからもうダメだってー」 今から給...
2005年 12月 30日
日々是超音速:怒号と悶絶の磐越路 その3
バスは来ない。雪が降り始める。気温はさほど低くないのだろうが視界が白いために寒いような気がして思わず「寒い」を連呼する。しびれを切らし高速バス乗り場へ。運賃は会津若松まで一人1000円。しかし1...
2005年 12月 29日
日々是超音速:怒号と悶絶の磐越路 その2
郡山駅に列車が滑り込む。曇天ながら雲は薄く、降雪はなし。ホームに降り立ち、凛冽な空気を胸いっぱいに吸い込む。跨線橋を上がり、目に飛び込んできたのはLEDを明滅させ絶望的なメッセージをスクロールす...
2005年 12月 28日
日々是超音速:怒号と悶絶の磐越路 その1
思い起こせば9月、片貝まつりへの道程で通った国道49号線の衝撃がその端緒であった。カメラを構えるのすら憚られる程の幽玄な山水にただただ呆れながら、福島から新潟を走るクルマの横には一条のレールが伸...
2005年 12月 27日
南アルプス北岳山行記〜その5
奈良田からはナベさんのランクルでホームタウンの伊那まで連れて行ってもらいました。伊那の温泉で汗を流し、ギンギンに冷えたコーラを飲んで案外きれいな伊那の夜景にぼんやり。きっつさんとナベさんが学生時...
2005年 09月 28日
南アルプス北岳山行記〜その4
山頂にいる間にガスに巻かれる。 視程がみるみる減っていく。 暖かいお茶を飲んだら北岳山荘を目指す。 しかし稜線を歩き出すとすぐに晴れ渡る。間ノ岳は見えたり見えなかったり。とりあえず期待...
2005年 09月 28日
南アルプス北岳山行記〜その3
寝ている間に気温はどんどん下がり、4時頃寒さはピークを迎える。 一人むっくり起きてカロリーメイトとチョコレートを手に小屋を出てみる。息をのむ。上空は快晴、満天の星。天の川が容赦なく覆いかぶ...
2005年 09月 27日
南アルプス北岳山行記〜その2
広河原で橋を渡り、大樺沢を登って行く。 沢と絡みながら高度を上げる。登山道を水が流れているところもちらほら。そんなに激しい登りでもなく、ゆっくり着実に登って行くが、ひたすら天気のいい事いい...
2005年 09月 27日
南アルプス北岳山行記〜その1
始まりはどこだったのだろう。 今自分のブログを掘り返してみたらその出会いは5/27とある。 大学のキャンパスを歩いていてたまたま知り合ったりなちゃん(ハンドルネームって便利だなぁ)と思い切り...
2005年 09月 27日